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市長の部屋

市長コラム 縦走

 「名取老女と熊野三社の伝説」

市長近影

 

 皆さんは「名取老女」の伝説をご存知ですか?熊野権現を篤く信仰する名取老女のもとに一人の山伏が紀州熊野から訪ねてきました。旅支度を終えた山伏が神前で寝ていると「奥州へ行ったら名取老女を訪ねなさい。信心深く毎年のように参詣し、年老いてそれもできなくなってしまった後も、名取に勧請した熊野三社で毎日我を参拝しているのは感心なので、これを届けて欲しい」というお告げがあり、枕元に1枚の「なぎの葉」があったというのです。山伏から渡された「なぎの葉」には「道遠し 年もいつしか老いにけり 思いおこせよ我も忘れじ」とあり、老女は涙を流して喜びました。その後、老女の徳が広まり、名取の熊野三社は多くの人から信仰されるようになったというお話です。

 名取市には、熊野本宮社と熊野神社(新宮社)、熊野那智神社があります。ひとつの自治体に三社が揃ってあるということは、全国的にも珍しく、大変貴重な歴史・文化的資産です。それがご縁で、和歌山県新宮市とは姉妹都市の交流を続けています。

 今年10月1日に、名取市文化会館の開館20周年事業として、復曲能「名取ノ老女」と狂言「名取川」が上演されます。国立能楽堂の企画で梅若玄祥さん、大槻文藏さん、野村万作さんの人間国宝3人と、野村萬斎さんら豪華キャストが出演します。皆さんも郷土の歴史と文化に触れてみませんか?

 歴史の重みある名取熊野三社。市外からはもちろん、市民の皆さんにも訪れて欲しい場所です。

名取市長 山田司郎 

 

〒981-1292 名取市増田字柳田80
電話:022-384-2111