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介護保険 よくある質問

更新日:2024年1月10日更新 印刷ページ表示

介護保険制度についてよくある質問をQ&A形式にまとめました。

介護保険料全般について

65歳になりましたが、保険料はいつからどのように払うのでしょうか。

 65歳になった年度の介護保険料は、65歳の誕生日の前日の属する月より、月割りで算定します。

 1日生まれの方は前月が算定開始月となります。(例)5月1日生まれ→4月分から算定

※ 65歳到達前に医療保険料(税)に加算されていた介護保険料分は、65歳到達以降は医療保険料(税)に加算されなくなりますので、名取市に納めていただく介護保険料とは重複しません。

 名取市にお住まいの方が新たに65歳になった場合、被保険者及びその世帯の市町村民税の課税状況、また被保険者の収入・所得状況に応じて当該年度の年間 介護保険料額を決定し、市より『介護保険料決定通知書』をお送りします。

 1月2日以降に名取市に転入した方については名取市に介護保険料の算定のための所得・課税情報が無いため、暫定的に「第4段階(基準額×0.90)」に決定し、月割りにした額でお知らせをします。前住所地に確認がとれた時点で段階に変更があった場合は、後日、変更のお知らせをお送りします。

 介護保険料については年金を年額で18万円以上受けている人は「特別徴収(年金天引き)」での納付となりますが、年金保険者との連絡・確認の都合により、65歳になってから約1年間は「普通徴収(納付書または口座振替による納付)」で保険料を納めていただきます。

自分は介護保険を使わないつもりなので、保険料を払いたくないのですが。

 介護保険制度は、介護にかかる費用を国・県・市町村と満40歳以上の国民全体でまかなうという医療保険と同様の社会保険制度です。

 病院に行かなくても医療保険料(税)(健康保険料(税))を納めていただくのと同じように、介護サービスを使わなくても(介護)保険料は納めていただかなくてはいけません。

 被保険者のみなさんに保険料を負担していただくことで、介護が必要な方の費用を社会全体で支えていく制度です。

保険料を払わなかった場合はどうなるのでしょうか。

 介護サービスを利用する際に、給付の制限を受けることがあります。

  • 1年以上滞納した場合
    介護サービスを利用する際に通常は負担割合に応じて費用の1~3割負担ですが、一旦、利用者が全額を負担し、申請により後で保険給付分(費用の7~9割)が支払われます。
  • 1年6ヵ月以上滞納した場合
    介護サービスを利用する際に、一旦、利用者が全額負担し、保険給付の一部又は全額が、保険料を完納するまで一時差し止めとなったり、滞納していた保険料と相殺されます。
  • 2年以上滞納した場合
    保険料の徴収権は2年で時効となります。この時効消滅した保険料に応じてサービスを利用する際に、利用者負担が3割(負担割合が3割の方は4割)に引き上げられたり、高額介護(介護予防)サービス費等の支給が受けられなくなります。

保険料を支払うことが困難になった場合の措置はありますか。

 やむを得ない理由で介護保険料を納められない場合は、保険料の減免や納付猶予が受けられることがあります。介護長寿課までご相談ください。

 「やむを得ない理由」として認められるのは下記のとおりです。

減免・猶予を受けられる条件

  1. 65歳以上の人またはその属する世帯の生計を主として維持する人が、震災、風水害、火災その他これらに類する災害により、住宅、家財又はその他の財産について著しい損害を受けたこと。
  2. 65歳以上の人の属する世帯の生計を主として維持する者が死亡したこと、又はその者が心身に重大な障害を受け、若しくは長期間入院したことにより、その者の収入が著しく減少したこと。
  3. 65歳以上の人の属する世帯の生計を主として維持する者の収入が、事業又は業務の休廃止、事業における著しい損失、失業等により著しく減少したこと。
  4. 65歳以上の人の属する世帯の生計を主として維持する者の収入が、干ばつ、冷害、凍霜害等による農作物の不作、不漁その他これらに類する理由により著しく減少したこと。

特別徴収(年金天引き)について

なぜ介護保険料は年金から天引きされるのですか。

 年金から特別徴収(天引き)されるのは、年間で年金を18万円以上受給している人になります。

 65歳以上の方々は、そのほとんどの方が何らかの公的年金を受給していますので、これらの年金から介護保険料を天引きすることにより、

  • 年金受給者の皆さんが個別に市役所や銀行に介護保険料を納めに行かなくてもすむ
  • 行政側は個別の納付勧奨などを行わなくても介護保険料を確保することができる

 といった利点があります。

 上記のことから、年金受給者の方々や市町村の負担を軽減することができる仕組みとして特別徴収の制度が設けられています。

介護保険料は特別徴収(年金天引き)で納付していたのに、急に普通徴収に変わったとのお知らせがありました。なぜですか。

 今まで年金から天引きされていた方でも、次のような方は、年金からの天引きは停止となり、しばらくの間、普通徴収になります。

  • 他市町村から転入してきた場合
  • 受給されている年金の種類が変わった場合
  • 年金の現況届の提出が遅れた場合等
  • 税の修正申告をした結果、介護保険料額が減額になった場合 (増額の場合、増額分のみ普通徴収になります)

年金機構から送られる年金振込み通知書の額と6月にもらった納入通知書の額が違うのはどうしてですか。

 名取市から送付する納入通知書に記載された保険料と、年金機構から送付された通知書の金額が違うというお問い合わせをよくいただきます。

 これは年金機構が通知書を作成する時点で、特別徴収する介護保険料額のデータをスケジュールの都合により反映できないことによるものです。

 そのため、天引きされる保険料額については、名取市発行の納入通知書でご確認くださいますようお願いいたします。

住所異動にともなう介護保険料

65歳以上で名取市に最近転入してきましたが、保険料はいつからどのように払うのでしょうか。

 転入してきた月の分から介護保険料を納付していただくようになります。

 保険料算定の資料となる前年度の所得・課税情報が名取市にはありませんので、暫定的に「第4段階(基準額×0.90)」で保険料を決定し、月割りした額でお知らせします。ただし、前住所地の市町村に照会した結果、介護保険料の段階が変更になった場合は後日、変更のお知らせをお送りします。

 転入後の介護保険料の納付方法については、前住所地で「特別徴収(年金天引き)」で納付していた人でも、年金保険者との連絡・確認の都合により、転入後数ヶ月は「普通徴収(納付書または口座振替)」で納付していただくようになります。

 なお、名取市内の特別養護老人ホームなどに転入された方は「住所地特例対象者」として、名取市ではなく元の市町村が保険者となります。

65歳以上で名取市から転出した場合、保険料はどのようになるのでしょうか。

 保険料は名取市と新住所地とで月割りになります。

 例えば、10月15日に転出した場合、9月分までが名取市、10月分からは新住所地で保険料が賦課されます。

 また、転出後に月割り計算した更正通知書をお送りします。

 なお、市外の特別養護老人ホームなどに入所のために転出された方は「住所地特例対象者」として、名取市が保険者となりますので、保険料に変更はありません。

「住所地特例」について詳しく教えてください。

 介護保険の被保険者が、他市町村にある介護保険住所地特例対象施設に入所し、施設所在地に住民登録を移した場合、入所前の市町村が保険者になるという制度(介護保険法第13条による)があります。

 これは老人ホームなどの施設を多く抱える市町村の負担が大きくなることを防ぐための制度です。

住所地特例対象施設

  1. 介護保険施設
    • 特別養護老人ホーム等
  2. 特定施設
    • 有料老人ホーム
    • 軽費老人ホーム
  3. 養護老人ホーム
  4. サービス付高齢者向け住宅

65歳以上の親が亡くなりました。介護保険料はどのようになるのでしょうか。

 市民課への死亡届の手続きにより保険料を死亡月の前月までの月割りで計算し、死亡月の翌月ごろに変更決定通知書をご遺族にお送りします。

 死亡された方が年金を受給していた場合、ご遺族は年金保険者(社会保険庁、共済組合等)に手続きをしてください。

 ご遺族が死亡届を提出しても年金保険者が年金からの保険料の徴収を停止するには2、3ヶ月かかるため、死亡後に振り込まれる年金から介護保険料が徴収されることがあります。

 その場合、年金保険者の処理結果を待って名取市から還付することになります。

介護保険料の算定について

年度の途中で介護保険料の変更のお知らせが届いたのはなぜですか。

 年度途中に本人または家族が税の修正申告をしたとき、あるいは未申告だった人が申告をしたとき、その結果本人や世帯の所得・課税状況が算定当初の状況から変更となった場合など、介護保険料も変更となることがあります。

自分には年金以外の収入が無く、市民税も非課税となっているのに、保険料の段階が高いのはなぜですか。

 介護保険料の段階は、ご本人の年金収入額・その他の所得額のほかに、住民票上の同一世帯に市民税課税の人がいるかどうかで決定します。

 そのため、ご本人が市民税非課税でも、世帯員に課税されている人がいる場合は第5段階(基準額)に該当することになります。(ご本人の年金収入額により第4段階(基準額×0.90)、第5段階(基準額)のいずれかになります。)

介護保険制度全般について

保険料・認定内容などについて不服があるので不服申し立てをしたいのですが。

下記までお問い合わせください。

宮城県長寿社会政策課内
宮城県介護保険審査会
電話022-211-2552 Fax022-211-2596

介護保険制度は本当に必要な制度なのでしょうか。

 高齢化の進展にともなって、寝たきりや認知症の高齢者が急速に増えつつあります。また、介護が必要な期間の長期化、介護する家族の高齢化などにより、家族のみによる介護では十分に対応できないケースが多くなってきています。介護疲れによる心中や殺人、高齢者虐待などの悲しいニュースも耳にする昨今、介護問題は、国民の老後生活において最大の不安要因です。

 介護保険制度はこうした不安や問題の解消を図るため、平成12年にスタートした相互扶助の仕組みです。

昔から老人福祉に関するサービスはあったはずですが、介護保険制度が始まって何がどう良くなったのでしょうか。

 介護保険制度は、高齢者福祉と高齢者医療に分かれていた高齢者の介護に関する制度を再編成し、利用しやすく公平で効率的な社会的支援システムを構築したものです。

 介護保険前の介護サービスは「措置制度」と呼ばれ、行政が利用者の所得や身辺の調査をした上で入所する施設やサービスを決定するもので、利用者がサービスを選ぶことはできませんでした。しかし、介護保険制度においては利用者が「権利」として、自らの選択に基づいたサービスを利用することが可能となっています。

名取市の高齢化率はどのぐらいですか。

令和4年3月末現在で23.6%です。
県内35市町村中33位です。(R4.3.31現在)

詳しくは宮城県長寿社会政策課の「高齢者人口について<外部リンク>」のページをご覧ください。