子どもの居場所○○(まるまる)~家庭でも学校でも習い事でもない子どもの居場所~

市民ライター 寺嶋雅子
下増田に生け垣に囲まれた隠れ家のような古い民家があります。
入口には「子どもの居場所○○あいてるよ」と書かれた旗。
一般社団法人プレーワーカーズが運営する遊びの拠点です。
軒先で焼き芋の火を眺める子たちにあいさつし中に入ると、玄関まで並べたおもちゃの線路を新幹線が走り、お絵かきや寝転がってマンガを読む子、パパと一緒に過ごす小さな子の姿も。みんな思い思いにくつろいで、まるで自宅のよう。
代表の須永さん(ぶんちゃ)とスタッフの廣川さん(ぴろこ)は、○○では子どもたちに好きなことを好きなようにのんびりと、大人が何かをさせるのではなく、日常のように過ごしてほしい。大人は子どものしたいことをじゃませずに一緒に過ごすことが役割、火を焚きたいときに手を貸すくらいじゃないか、と笑って話します。
親はつい、危険を遠ざけ口を出してしまいがち。大人は信じて見守り、子どもは好きなことに挑戦し失敗も経験する。子どもの成長に大切なことだと感じました。
また今後は○○を不登校や障がいのある子にも知ってもらうこと、地域の人と関わり活動を広げること、いずれは街中どこでも子どもが遊べる社会になることが目標だとお話していました。
庭に出ると、鬼ごっこで歓声を上げる子。
カブトムシの幼虫に恐る恐る触る子。
焼きあがった焼き芋をほおばる子。
みんな生き生きとしています。
○○は安心して過ごせる居場所として、子どもたちがやってくるのを待っています。
子どもの居場所○○(一般社団法人プレーワーカーズ)
名取市下増田字丁地96-2 駐車スペースあり
不定休(法人HPやInstagramに開催日が掲載されています。「子どもの居場所○○」で検索)
〒981-1292 名取市増田字柳田80 本庁舎3階
部署名:なとりの魅力創生課
電話:022-384-2111
担当係 :
魅力創生係
ダイヤルイン番号:
022-724-71
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