那智こども大学

第1回 6月11日(土) 
内容 : 入学式・企画会(活動内容の話し合い)


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 子ども大学は、2002年にドイツのチュービンゲン大学で始まり、日本では2009年に「子ども大学かわごえ」が初めて発足。子どもの学ぶ力や生きる力の向上および大学やNPOなどの連携による地域の教育力の向上を目的としています。那智が丘地域では、「2021なとりこどもファンド」に採択された『#カタクリっ子』の活動が地域に刺激を与えました。その活動を活かし継承することにより地域で地域の子どもを育てる仕組みを定着させることを目的に那智が丘公民館講座として開催することになりました。
 那智こども大学に参加してくれたのは、小学生6名、中学生2名の計8名です。第1回目は入学式と、どんな活動を行っていきたいかを全員で話し合う企画会を開催しました。地域の大人3名も協力者として参加していただきました。企画会では、那智こども大学のキャッチフレーズを決めようということになり、あいうえお作文「なちっこだいがく」に決定しました。
 な:なかよく ち:ちいきのひとたちと こ:こどもと
 だ:だいすきなちがおか い:いっしょに が:がんばって
 く:くらしをもっとゆたかに

 子どもたちの豊かな発想がとても頼もしく、やりたいこと、活動したいこと、アイデアが沢山でました。次回開催の7月3日(日)に活動内容を全員で決定する予定です。とても楽しみです。
 
第2回 7月3日(日) 
内容 : 企画会(2回目)、キャッチフレーズ、校章、こども祭りの名称・出し物
    の話し合い

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 那智こども大学企画会の2回目は1名が欠席し7名の学生で始まりました。協力者は5名、陪席者として生涯学習課から佐藤係長も参加され、にぎやかな企画会になりました。前々日(7月1日)にリーダーによる事前打合せを行い、今回話し合うことを4つに整理してくれていたので、そのテーマに沿って順序良く進めていきました。意見が沢山出たことと、祭りの名前を決めるにあたって一人ひとりの考え方を引き出し、単純な多数決による決め方ではなく、賛成や反対の理由を述べさせ、他の人の考え方を聞いた後、再度多数決をとったり、更にそれでも納得できない場合は他の人を説得させる反対理由を述べたりして、納得感が得られるような進め方を行い、予定時間をオーバーして熱心な熟議を行いました。
①キャッチフレーズについて
 ・あいうえお作文が文章になるように3カ所を修正、追加して以下の文章になりました。
『なかよく ちいきのひとたちと こどもが だいすきなちがおかを
いっしょに がんばって くらしをもっとゆたかにしよう』
②校章について
 ・那智小の校章のようなシンボルマークにするか、#カタクリっ子のななちゃんやからあげくんのようなキャラクターがいいか、意見を出し合った結果、キャラクターを作ることに決まりました。キャラクター作りは、だれか一人に任せるのではなく、各自が考えたイメージを持ち寄って次回決定することにしました。
③那智こども祭りについて
 ・沢山の意見が出されたので、各自持ち帰りで次回決めることになりました。開催日は、令和4年10月15日(土)か16日(日)を候補として、開催場所は那智が丘公民館(全館を使用する)とする。 ・出し物については、二つのグループに分かれて、それぞれがやりたいことを付箋紙(ポストイット)に書いて大きな紙に貼り付け話し合いました。次回の企画会は、7月31日(日)10時から開催します。子ども達のキラキラした瞳に増々期待が膨らんできました。とても楽しみです。
第3回 7月31日(日) 
内容 : 企画会(3回目)、シンボルマークとキャラクター、
     こども祭りの開催日時・名称・出し物の話し合い


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 那智こども大学企画会の3回目は2名が欠席し6名の学生、協力者は3名で行いました。リーダー2名が司会進行役と板書するグラフィッカー役をうまく分担し、低学年の児童が発言しやすい進行になりました。話し合いは、以下の4つです。
①シンボルマークとキャラクターにについて
キャラクター作品は、「動物の顔」「なちっこだいがく」「なちっこ」の3点。ひとつに絞るに至らなかったため、動物と植物を組み合わせたキャラクターにすることに決定し、次回までにカモシカの絵と自然の植物の絵を描いてくることになりました。シンボルマークは「なちっこ」を曲線的に表現したものにすることになりました。
②こども祭り(秋祭り)の開催日時について
令和4年10月15日(土)10時~17時 会場:那智が丘公民館全館
③こども祭りの名前について
キャラクター名と「祭(さい)」と組み合わせて、次回決定することにしました。
④こども祭りでやりたいこと、その他の季節でやりたいことに分けて整理
・前回の企画会で付箋紙に書き出したものを「やたい(食べ物)」「遊び」「イベント」「その他」の4つに分類しました。多くの意見やアイデアが出されたため、次回の企画会開催前にリーダーと公民館職員、協力者による事前打合せ(8/3)を行い、骨子をまとめることになりました。次回は8/7(日)午前10時~開催です。
第4回 8月7日(日) 
内容 : 企画会(4回目)、シンボルマーク、キャラクター、こども祭りの名称
     の話し合い


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 那智こども大学企画会の4回目は、2名が欠席し6名の学生、協力者3名で実施しました。今回もリーダー2名が司会進行役と板書するグラフィッカー役を分担し、議論の進み具合を一つ一つ確認しながら進め、こどもまつりの計画表を作成しました。
①シンボルマークは「なちっこ」マークに決定
②キャラクターは、動物はカモシカ、植物はカタクリをテーマにして、それぞれ考えてくる宿題が出ていました。採決の結果「カモックリ」(尻尾はカタクリの花。名前はカモシカとカタクリで「カモックリ」)に決定しました。
③こども祭りの名前は「なちっ子大学祭」に決定しました。主催者名は「那智こども大学実行委員会(仮称)」、那智にふりがなをふってこどもでも分かるように表記することに決まりました。
④これからの進め方について
ホワイトボードを使って、これからのスケジュールについて5W1Hにより項目を洗い出しておおよその活動案を作成しました。
・何を行うか(What):活動テーマは、お化け迷路、縁日、ラジオ放送、広報、こどもみこし、聖火台、受付の7項目を縦軸に記載しました。
・誰がやるか(Who):活動テーマごとに担当する人数、リーダー、メンバー案を記載しました。大人(協力者)については次回検討
・いつまでに(When):次回検討
・どこで(where):活動テーマごとに、ホール・ステージ、研修室、会議室、事務室、駐車場、ロビーの場所を決定
・どのように(How):活動テーマごとに、これからどのように準備していくかなどを記載しました。

 こども祭り当日は、午前中に児童センターと公民館共催の「なちこどものくに」が行われるため、「こども祭り」は午後に実施し、コラボ開催として進めていくことになりました。また、こども神輿については、地域の方々のご協力をいただけることとなり、また、迷路については、市内の他公民館から段ボール迷路を譲り受ける予定で進めることになりました。
 次回の企画会は、8月28日(日)10:00~です。
第5回 8月28日(日)
内容 : 企画会(第5回)、なちっ子大学祭の話し合い

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 企画会の5回目は、こども祭りの内容を具体化するための話し合いです。
 こども祭りの名称は「なちっ子大学祭」に決定。メンバー作成した「なちっ子大学祭の役割分担表」、「なちっ子大学祭のボランティア募集のお知らせチラシ(案)」をもとに、役割やスケジュールについて決めていきました。
◎なちっ子大学祭の内容について
〇「迷路」
 名取が丘公民館から段ボール迷路を譲り受けてきたものを全員で確認しました。どんな装飾やパーツを追加するか、メンバーのアイデアがいかされます。
〇「お化けコーナー」
 ホールのステージに作ることを想定し、全員でステージに上がって暗幕を閉じ真っ暗になった状態を体感しました。ここでも、どんなお化けを演出するか、小道具としてどんなものを準備するかなど、ワクワク、ドキドキです。このコーナーでは、テーマに沿った演出をする方向で進めることになりました。また、町内在住の方で、お化け屋敷づくり経験があるという方からもアドバイスいただくことになりました。
〇「こどもみこし」
 那智が丘町内会から協力いただけることになり、町内会の大人達に運搬や組み立てをお願いすることとしました。コロナ感染対策をしつつ、こどもみこしを盛り上げるためのアイデアとして、餅まきを加えてはどうかとの意見も出されました。
〇「縁日」
 協力者の大人に協力をいただき実施することとし、縁日コーナーでやりたいことを確認しました。出された意見は、輪投げ、駄菓子屋、魚つり、スタンプラリーで、どこまで準備・対応できるかを考えながら内容を決めていくことにしました。
〇「聖火台」
 協力者に全面的に協力をお願いしました。この聖火台を利用して、なちっ子大学祭のイメージキャラクター「カモックリ」とシンボルマーク「なちっこ」をピカボードで紹介することを検討することにしました。

◎なちっ子大学祭の役割分担について
テーマごとに担当人数、リーダー、メンバー、いつまでに実施するかの日程、実施場所、どのように実施するかを決定しました。

◎なちっ子大学祭のボランティア募集のお知らせについて
メンバーが作成したボランティア募集のチラシ案をもとに、なちっ子大学祭のお知らせとセットにして配付することにしました。

次回は、9月25日(日)10:00~、なちっ子大学祭の準備、運営について話し合うことにしました。また、なちっ子大学祭実行委員及びボランティアの集まりを10月2日(日)10:00~行うことにしました。今後、運営資金やコロナ対策、周知方法等様々なことについて検討、決定していきます。
第6回 9月25日(日)
内容 : 企画会(第6回)、なちっ子大学祭実行委員の集まり

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 10月15日(土)開催のなちっ子大学祭に向けて、各コーナーの課題や決めなければならないことを出し合い、話し合いを進めました。
〇お化けコーナー
 お化け屋敷を何度も実施したことがある地域の方からアドバイスを受け、何をどのように作り設置するかアイデアを出し合って詳しい内容を決めました。
〇ピカボード
 なちっ子大学祭キャラクター「カモックリ」の絵をもとに、10月2日(日)に制作することを確認しました。
〇こどもみこし
 地域の方の協力でなちっ子大学祭の前日に公民館に運んでいただくことを確認しました。
〇段ボール迷路
 なちっ子大学祭前日に、地域の方の協力のもと、公民館ホールに設置することを確認しました。迷路の途中で5問程度のクイズを答えてゴールすることにし、次回までにクイズの問題を各自考えてくることにしました。
〇縁日
 メンバーが調べてきた駄菓子の一覧から皆で9種類選びました。

 地域の方々の力もいただきながら、自分たちの企画が実現に向け着実に進んでいることを確認し、第6回企画会を終了しました。
 次回は10月2日(日)になちっ子大学祭ボランティア打合せと、カモックリのピカボード制作を行います。
第7回 10月2日(日)
内容 : 第7回企画会なちっ子大学祭ボランティア打合せ、 ピカボード制作、看板づくり

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 第7回企画会は、なちっ子大学祭ボランティアに応募してくれた6名の参加もあり、わいわいと楽しく進行しました。役割分担等の打合せの後には、尚絅学院大学教授の阿留多伎眞人先生に指導していただきながらピカボードの制作を行いました。看板の色塗りも皆で協力し合いながら短時間で仕上げました。
〇なちっ子大学祭役割分担決め
 前日準備、当日準備と本番の役割を分担し、確認し合いました。
〇ピカボード
 ピカボードの発明者、尚絅学院大学 教授 阿留多伎眞人先生に来館いただき、仕組みや作り方についての説明を受けました。ピカボードがなぜ光るのか、LED電球をボードにさす時に気を付けることなど、丁寧に教えていただきながら、皆で選んだ色のLED電球でカモックリの形になるよう作り上げました。
〇看板づくり
 公民館の入口付近に貼り出す大きな看板に色を塗りました。「なちっ子大学祭」の文字をそれぞれ異なる色で着色し、鮮やかな看板が出来上がりました

 なちっ子大学祭当日まであと2週間!今回は、お化け迷路で流す効果音やお化けのお面なども確認したので、お化け役のメンバーはどうやって皆を怖がらせるか考えてくれていることでしょう!
「なちっ子大学祭」 10月15日(土)
大盛況で終了した「なちっ子大学祭」のようすは、こちらから!