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応急処置マニュアル 異物除去
更新日:2024年1月10日更新
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口の中やのどに何か詰まって息が出来ないとき又は、強く疑われるときは異物除去の処置を行います。
傷病者に反応(意識)がある場合
背部叩打法(背中肩甲骨の間を)
処置方法
傷病者が立っている場合や座っている場合は、背部から手のひらの付け根で肩甲骨の間を力強く、連続でたたきます。
腹部突き上げ法
処置方法
傷病者の後ろから、みぞおち付近に手を回します。握りこぶしを作り、もう片方の手で握り、みぞおちを手前上方に圧迫し突き上げる。
傷病者に反応(意識)がない場合
反応(意識)がない、または途中で反応(意識)がなくなった場合は、ただちに通常の心肺蘇生法を実施する
心肺蘇生法を実施している途中で口の中に異物が見えたら異物を取り除く
指交差法による開口
処置方法
人差し指と中指を交差させ親指を上の歯、人差し指を下の歯に当てて、ひねって口を開き異物を確認する。
指拭法
処置方法
異物があれば首を横に向け人差し指にハンカチかガーゼ等を巻きつけ、異物をかき出す。