那智が丘周辺の花々

那智が丘周辺で見られる植物を、季節ごとに写真とエッセイで紹介しています。
公民館付近を散策される際は、ぜひ探してみてくださいね。

【協力:なおかつフォトエッセイ】
那智が丘にお住いのご夫婦「なお・かつ」さんが、お二人で創られたフォトエッセイです。
●かつさん(ご主人)
>>ウォーキングを楽しみながら、早朝の光の中、優しく浮かび上がる草花や自然の  生き物たちを撮影しています。
●なおさん(奥様)
>>かつさんの写真に、日々、感じたこと(呟き)から生まれたエッセイを付けてい  らっしゃいます。


1.木春菊
 9.茱萸の実
2.芍薬
10. 雲切草
3.吸蔓
11.鳥兜
4.薊
12.細葉海蘭
5.定家蔓
13.溝蕎麦
6.大文字草
14.盗人萩
7.似我蜂草
15.蔓黄華鬘
8.一薬草
 

2022年 夏の花々

1.木春菊(もくしゅんぎく)

木春菊(もくしゅんぎく)/花言葉:信頼
 マーガレットの花名はその美しい白い花、真珠という意味のギリシア語「マルガリーテス」が語源になりました。和名の「木春菊」は、葉の形が同じキク科のシュンギクに似ていることに由来しています。一重咲きの白色が一般的ですがピンク色や黄色、八重咲き、丁字咲きのもあります。昔からマーガレットは花占いの花とされてきました。マーガレットの花びらは21枚の奇数枚の為、「好き」で始めれば「好き」で終わるようになっているのです。

2.芍薬(しゃくやく)

芍薬(しゃくやく)/花言葉:慎ましさ
 「立てばシャクヤク、座ればボタン」といわれるように、ボタンと並んで高貴な美しさを漂わせ、豪華でエレガントな花を咲かせます。日本へは平安時代以前に薬草として伝えられましたが、その後は観賞用として多数の園芸品種がつくられてきました。花名の由来は、姿がしなやかで優しい様を意味する「綽約(しゃくやく)に由来するといわれています。また、ヨーロッパでは美しい花はよくバラにたとえられ、フランスでは「聖母のバラ」、スペインやイタリアでは「山のバラ」と呼ばれています。漢方では、根を鎮痙薬として用いられている。

3. 吸蔓(すいかずら)

吸蔓(すいかずら)/花言葉:愛の絆
 「吸葛」という和名は、子どもたちが花を加えて、甘い蜜を吸っていたことから付けられました。「忍冬」は、寒い冬を耐え忍ぶように緑の葉っぱを茂らせ続ける姿にちなみます。また、花色が白から黄色へと徐々に変化する姿を由来として「金銀花」という名前がつけられました。初夏に独特の姿をした白い花を咲かせるつる性植物です。古くから日本に自生し、花や実は生薬に利用されてきました。また、花は香りがよく、一度はかいだことがあるという人も多いのではないでしょうか。漢方では解毒利尿剤として皮膚疾患などに用いられている。

4.薊(あざみ)

薊(あざみ)/花言葉:善行・恩恵
 アザミは、昔から日本各地の山野に自生する丈夫な花です。花言葉は、地面に粘土を積むとなかなか草は根をおろさないのに、風に乗って飛んできたアザミの種子は平気でそこに根を下ろし、他の雑草も根付きやすい草地へと変貌させることに由来しています。さて、そんなアザミは食べることもできる植物です。どこを食べるのかというと、春に出てきた若芽を食べます。お浸しやみそ汁の具などにするのが一般的ですが、天ぷらにして塩で食べるのもおすすめです。

5.定家蔓(ていかかずら)

定家蔓(ていかかずら)/花言葉:依存
 名前は、能楽「定家」が由来とされています。式子内親王と藤原定家の悲恋の物語です。式子内親王へ恋焦がれた藤原定家は彼女の死後、テイカカズラとなってその墓にまとわりつき墓石を覆ってしまったと言われています。茎から付着根を出して、木や壁に食い込みながらよじ登る性質があります。この性質が、テイカカズラの人気の理由です。フェンスに絡ませたり、緑のカーテンにしたりするなどと、さまざまな手法で庭を彩ることができるからです。

6.大文字草(だいもんじそう)

大文字草(だいもんじそう)/花言葉:自由
 和名は5枚ある花弁が開くと人が手を広げたような「大」の字に見えることから、「大文字草」と付けられました。主に山地の日陰がちの湿った岩場や渓谷の岩上に生える多年草です。分布がかなり広いので、変種がいくつもあり、さらに地域差があるのでたいへん変化に富んでいます。ユキノシタ科の植物で、基本的には直射日光を嫌う比較的日陰に生育する植物です。また川沿いの岩場などに多く、湿度を好み、水はけを好むという特徴があります。

7.似我蜂草(じがばちそう)

似我蜂草(じがばちそう)/花言葉:優雅なたしなみ
 日本全国の比較的明るい山地に自生する野性ランです。和名の由来は花の形が似我蜂に似ていることからだそうです。クモキリソウの仲間です。

8.一薬草(いちやくそう)

一薬草(いちやくそう)/花言葉:恥じらい
 山の中に生える山野草です。漢字では「一薬草」と書き、乾燥させたものはロクテイソウ(鹿蹄草)と呼ばれ、生薬として親しまれています。実は蒴果(さくか)といい、乾燥した実が裂けて種を放出します。直径6~7mmの扁球形の実の中に小さな種子がたくさん入っています。種子は細長い見た目をしており、両側に羽が付いています。その小ささともあいまって、わずかな風で空中を浮遊し、遠くまでとんでいくことができます。

9.茱萸の実(ぐみ)

茱萸の実(ぐみ)/花言葉:用心深い
 グミの実とは、さくらんぼを細長くしたような楕円形をしており、熟すと赤くなります。熟す前の青い実は、渋みが強いために食べられないので、注意が必要です。実が赤く熟す旬となる時期は落葉種が初夏、常緑種が晩春です。そのため一般的にはふたつの旬の間である梅雨の時期が旬であるといわれています。皮が薄いのでそのまま食べることができます。熟している身は、よく似ているサクランボと比べると、とても甘く、少しとろみがあり、食べたあとに舌に残る感じがあるでしょう。舌に残るのが苦手な方は、ジャムにすると甘くなっておすすめです。

10.雲切草(くもきりそう)

雲切草(くもきりそう)/花言葉: ―
 雑木林の中で、目立たない花を咲かせている野生の蘭の仲間です。名前の由来は花の形が蜘蛛に似ているとか、蜘蛛の子を散らすように見えるので雲散り草と呼んだものが訛ったとか、また霧がかかるようなところに生えることからなど諸説あるようです。想像力をかき立ててくれる花ですね。

11.鳥兜(とりかぶと)

鳥兜(とりかぶと)/花言葉:騎士道
 日本三大毒草(トリカブト、ドクゼリ、ドクウツギ)の一つで、根を始めとした全草に毒があります。このように毒を持つ植物の代表格として知られるトリカブトですが、実は生け花で広く用いられる、ポピュラーで育てやすい園芸種でもあります。花名のトリカブト(鳥兜)は、舞楽の衣装として使われている鳥兜と花の形が似ていることから由来しているという説と、鶏の鶏冠(とさか)に似ていることからという説があります。トリカブトは英語では「Monkshood(修道士のずきん)」、「Helmet flower(カブトの花)」と呼ばれており、これも花の形に由来しています。

12.細葉海蘭(ほそばうんらん)

細葉海蘭(ほそばうんらん)/花言葉:喜びも悲しみも
 ヨーロッパ原産で明治時代に観賞用・薬用植物に導入された多年草。道端や草地に生える帰化植物。繁殖力が強いので,「法面緑化」などに使用された結果,広く野生化してしまったとも言われています。名前の由来は、葉が細く、花がウンランに似ることから。花の形が「ひきがえる」に似ることから英名でtoadflaxと呼ばれる。利尿作用があり皮膚病に葉や茎を使ったそうです。

13. 溝蕎麦(みぞそば)

溝蕎麦(みぞそば)/花言葉:純情
 北海道から九州の水辺に生える一年草で種の葉は、ほこ型をしておりその形が牛の顔にも似ていることから、「ウシノヒタイ」という別名もあります。花序は小さな小花が頭状につき花弁の先端が紅紫色になって美しいです。名前の由来は溝などの肥沃な水湿地に群生し、花と葉が蕎麦(そば)に似ているところからつけられたそうです。

14.盗人萩(ぬすびとはぎ)

盗人萩(ぬすびとはぎ)/花言葉:略奪愛
 名前の由来は、まるで泥棒がとりつくかのごとく果実がくっつくことから、または果実の形がつま先でそろそろと歩く盗人の足跡のように見えることからなど、いくつかの説があります。花後にできる果実は、まるでサングラスのような形をしています。中のタネが熟すとくびれた部分がはずれ、1つずつ分離します。果実の表面には先がかぎ爪になった微細な毛がびっしりと生えていて、さわるとべたべたして動物の毛や洋服によくくっつきます。

15.蔓黄華鬘(つるきけまん)

蔓黄華鬘(つるきけまん)/花言葉:祈りある生活
 山地の林のなかなどに生え、高さは、1メートルほどになります。茎はしなやかで、ほかの草などに寄りかかるようにして伸びます。8月から9月ごろ、葉腋から花柄をだして黄色い花をまばらにつけます。別名で、「つるけまん(蔓華鬘)」とも呼ばれます。

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