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伝染性紅斑(りんご病)の流行について(注意喚起)
更新日:2024年12月25日更新
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現在、例年と比較し、伝染性紅斑(りんご病)の患者が増加しており、現在も流行が続いております。伝染性紅斑(りんご病)の感染拡大防止とともに、これからノロウイルスによる感染性胃腸炎やインフルエンザの流行期に入りますので、感染拡大を予防するため、咳エチケット・石けんと流水による手洗いの徹底等の対策をお願いします。
伝染性紅斑(りんご病)とは
ヒトパルボウイルスB19(human parvovirus B19)による感染症で、小児を中心にみられる流行性発疹性疾患です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ(ほっぺ)病」と呼ばれることもあります。
症状
多くの場合、頬に発疹が出現する7~10日前に、微熱や風邪のような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなります。
約10日の潜伏期間の後、両頬に赤い発疹が現れます。続いて体や手・足に網目状レ-ス状の発疹が拡がります。発疹が現れる時期にはウイルスの排出量は低下し、感染力もほぼ消失します。 これらの発疹は、1週間程度で消失し、自然回復します。成人では関節痛・頭痛を訴えることもあります。
約10日の潜伏期間の後、両頬に赤い発疹が現れます。続いて体や手・足に網目状レ-ス状の発疹が拡がります。発疹が現れる時期にはウイルスの排出量は低下し、感染力もほぼ消失します。 これらの発疹は、1週間程度で消失し、自然回復します。成人では関節痛・頭痛を訴えることもあります。
感染経路
【飛沫感染】:患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことで感染します。
【接触感染】:ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることで感染します。
【接触感染】:ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることで感染します。
治療方法
伝染性紅斑に、特別な治療法はありません。基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
予防方法
伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。咳が出るときは、マスクの着用をするなど咳エチケットを心がけましょう。また、石けんと流水による手洗いの徹底も有効です。
妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。
熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。
熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。
参考となるホームページ
厚生労働省ホームページ(伝染性紅斑)<外部リンク>