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がんについて知っていますか?
がんについて考えてみませんか
現在、がんは日本人の死因のトップであり、2人に1人がり患する非常に身近な病気となっています。しかし、がんと一括りにしても、見つかる時期や種類によって性質や経過は一人ひとり異なります。
身近な病気となっているがんであるからこそ、がんはどういうものか、どうすれば予防・早期発見・早期治療につなげることができるかについて、正しい知識を身につけましょう。
がんの原因
生活習慣や感染などさまざまな要因がありますが、特に喫煙(受動喫煙を含む)、飲酒、食生活、太りすぎ、痩せすぎ、運動不足、ウイルスや細菌への感染が、がんの要因になるとされています。
がんの発生部位
食道・胃・大腸・肝臓・胆のう・膵臓・肺・乳房・子宮・前立腺など、様々な部位に発生します。
男性のがんり患部位別順位
| 順位 | 全国 | 宮城県 | 名取市 |
|---|---|---|---|
| 1位 |
大腸 (18.5%) |
大腸 (19.4%) |
大腸 (21.3%) |
| 2位 |
前立腺 (15.7%) |
胃 (15.5%) |
前立腺 (18.4%) |
| 3位 |
肺 (13.8%) |
前立腺・肺 (14.0%) |
肺 (13.5%) |
| 4位 |
胃 (12.6%) |
胃 (11.0%) |
| 順位 | 全国 | 宮城県 | 名取市 |
|---|---|---|---|
| 1位 |
乳房 (22.4%) |
乳房 (22.1%) |
乳房 (26.0%) |
| 2位 |
大腸 (16.7%) |
大腸 (18.3%) |
大腸 (16.8%) |
| 3位 |
子宮 (11.0%) |
子宮 (9.9%) |
子宮 (14.7%) |
| 4位 |
肺 (8.8%) |
肺 (8.3%) |
胃 (8.8%) |
女性に多いがんでは、名取市の1~4位の4部位で女性全体の6割以上を占めています。また、女性では全国や宮城県と1~3位までは同じ順位となっていました。
(出典)名取市のがん罹患-令和3(2021)年集計-より
(編集・発行:宮城県立がんセンター)
がんの予防方法
がんの予防方法としては、がんの原因となる要因を取り除いていくことが基本となります。禁煙、節酒、食生活を見直す、体を動かす、適正体重を維持する、など普段の日常生活のなかから取り組んでいくことが大切です。
また、B型・C型肝炎ウイルス、ヘリコバクターピロリ菌、ヒトパピローマウイルス(HPV)など、ウイルスや細菌の感染が要因となるものもあります。感染したからといって必ずがんになるわけではありませんが、放置しないことが大切です。まずは、感染を防ぐ生活を心がけ、もし感染が判明したら早めに身近な医療機関に相談し、適切な治療を受けましょう。



「がん検診」を受診しましょう
初期のがんは自覚症状がほとんどなく、体調の変化に気づいたときには進行しているケースも少なくありません。
そのため、健康である今のうちから「がん検診」を定期的に受け、早期発見・早期治療につなげることが、ご自身の体を守る最も確実な方法です。
がん検診とは
がん検診は、公費で受ける『対策型』と、自分で選ぶ『任意型』の2種類に分けられます。
♦対策型検診(住民検診)
地域全体の健康を守り、がんによる死亡率を下げるための検診です。市区町村が窓口となり、公費助成があるため安価に受けられます。
♦任意型検診(人間ドックなど)
個人の健康管理を目的とした検診です。全額自己負担が基本ですが、自分の希望に合わせて検査項目を選択できるのが特徴です。
名取市のがん検診
名取市では下記のがん検診を実施しています。
| 種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 | |
|---|---|---|---|---|
|
胃 が ん 検 診 |
胃部X線検査 (バリウム検査) |
問診・胃部X線検査 (バリウム) |
40歳以上の人 |
年1回 |
| 胃内視鏡検査 | 問診・胃内視鏡検査 | 60歳~68歳の偶数年齢の人 | 2年に1回 | |
| 子宮頸がん検診 | 頸部検診(問診・視診・内診・細胞診) | 20歳以上の女性 | 年1回 | |
| 結核・肺がん検診 | 問診・胸部X線検査 | 40歳以上の人 | 年1回 | |
| 喀痰細胞診検査 |
胸部X線撮影を受けた人で、50歳以上の喫煙指数600以上の人 (喫煙指数=1日の喫煙本数×喫煙年数) |
年1回 (左記の条件に該当する人のみ) |
||
| 乳がん検診 | 超音波検査 | 30歳~39歳の女性 | 年1回 | |
|
乳房X線検査(2方向) |
40歳~64歳の女性 | 2年に1回 | ||
| 乳房X線検査(1方向) | 65歳以上の女性 | 2年に1回 | ||
| 大腸がん検診 | 検便検査 | 40歳以上の人 |
年1回 |
|
| 前立腺がん検診 | 血液検査 | 55歳以上の男性 | 地区ごとに2年に1回 | |
各がん検診の詳細については、保健事業案内や広報、ホームページなどをご確認ください。
がん検診の結果が届いたら確認すること
検診結果が届いたら、まずは『精密検査が必要かどうか』をチェックしましょう。記載方法は検診の種類によって異なります。ご不明点があれば、保健センターまでお問合せください。
♦判定が【異常なし】の場合
・次回の検診予約を忘れずに:がんは一度の検診で見つからないこともあるため、定期的に受けることが大切です。
・体調の変化に注意:次回の検診までに「しこり」や「痛み」などの症状が出たら、検診を待たずに身近な医療機関に相談しましょう。
・検診は万能ではありません:その検診で対象としているがん以外は見つけられません。気になる症状があれば、別の原因も考えられるため医師に相談しましょう。
♦判定が【要精密検査】の場合
・必ず精密検査を受けてください:「がん=確定」ではありませんが、より詳細な検査で確認していく必要があります。
・放置は厳禁です:「元気だから」と放置するのが一番のリスクです。もしがんであった場合、手遅れにならないよう早急に受診しましょう。
がん検診におけるがんの発見割合が高い!
令和3(2021)年におけるがん検診、健康診断または人間ドック(職域健診を含む)において、乳房を除く「胃」「大腸」「肺」「子宮頸部」の4つの部位で、がんが発見された割合が、全国や宮城県よりも高くなっていました!
症状が出てから受診し発見される場合や、他疾患の治療中に発見される場合も多い中で、がん検診で発見された割合が高いということは、早期治療につながり、がんによる死亡の減少が期待されます。
さいごに
がんは、年齢を重ねた人だけでなく、若い年代の人もかかる可能性のあるものです。
今後も、がん検診を適切な間隔で受診し、ご自身の体の健康を確認していきましょう。
そのほかの参考サイト情報
〇国立研究開発法人国立がん研究センター
がん情報サービス Home:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]<外部リンク>
科学的に根拠に基づくがん予防_A5_2023改定.indd<外部リンク>
〇公益財団法人 日本対がん協会
日本対がん協会<外部リンク>
デジタルサイネージ用動画「がんのミニ知識」(改訂版) - 日本対がん協会<外部リンク>
〇厚生労働省
がん検診|厚生労働省<外部リンク>


