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令和5年度 ニュースをねらえ!愛島報道局
概要
対象
愛島地区在住の方 10名
講師
安藤 歩美氏(Tohoku360代表)、岩村 和哉氏(合同会社Waco Create代表)
費用
無料
日程
下表のとおり
開催 | 日程 | 時間 | テーマ |
---|---|---|---|
第1回 | 6月14日(水曜日) | 19時00分~21時00分 | 取材の基礎と記事の書き方 |
第2回 | 7月5日(水曜日) | 19時00分~21時00分 | 動画撮影と編集を学ぶ |
7~8月 | 受講生が各自取材 | ||
第3回 | 9月20日(水曜日) | 10時00分~11時30分 | 合評会 |
「ニュースをねらえ!愛島報道局」令和5年度受講生の作品
記事の書き方や動画のノウハウを学び、愛島の風土や文化、地域資源を表現する力の向上を目指す講座「ニュースをねらえ!」。
講座で学んだことをもとに、受講生がそれぞれの視点で取材した「人に教えたい愛島のニュース」をご紹介します。
また、受講生が記事と同時に制作した動画を愛島公民館公式Instagramにアップロードしておりますので、ぜひご覧ください。
【公式Instagram】名取市愛島公民館<外部リンク>
たまごで、フワっと
高橋 めぐみさん(愛島台)
フワっと美味しいたまご料理。皆さんはどんなたまご料理が好きですか?今回は同じたまごでも「フワっとした心」を養える、菊地 克三さんのアトリエ「たまごの学校」についてご紹介します。
「たまごの学校」は物置に三度のリノベーションを施して昨年末に完成しました。ここでは「えっぐおじさん」こと菊地さんのご指導の元、卵の殻に彩色をし、素敵な作品を創作する「えっぐクラフト」のワークショップを体験することができます。菊地さんはたまごの丸く優しい形や、雛が殻を打ち破り成長する力強さに惹かれ、実に58年間「えっぐクラフト」を続けているとか。ワークショップでは緊張気味の子供たちも「失敗しても大丈夫。いくらでも直せるから楽しくやって!」と伝えると、笑顔に変わっていくそうです。クリスマスに私も、えっぐツリーを創作しました!
菊地さん曰く、心がフワっとする3つの方針の元、「たまごの学校」の運営を行っているそうです。
1つ、大好きなことを見つけてそれをずっと「続ける」こと
1つ、ひらめきやアイデアで自分らしさを表現するため「考える」こと
1つ、たまごのカラはこわれやすいけど人の心も同じ。だから「思いやる」こと
取材の中で垣間見えた、菊地さんの柔和な人柄から、素敵な方針が私の中に溶け込み、心がフワっと優しくなるようでした。
今後は秋保・里センターや電力ホールでのワークショップの開催を検討中です。アトリエの展示も季節ごとに変わるので、秋以降もとても楽しみですね。
愛島の竹で七夕飾りを作ろう
星 香苗さん(愛の杜)
皆さん知っていましたか?愛島地区、実は県内でも有数のタケノコ(孟宗竹)の産地なんです!竹林も多く、5月には小学生が対象のタケノコ掘りのイベントも行われています。その愛島の竹を使って七夕飾りを作る「親子遊び教室」を紹介します。
「親子遊び教室」は、愛島公民館で行っている1歳半から4歳の未就学の親子が対象。子育てに関する情報や親子で交流を楽しむ講座です。愛島で行われていますが、実は受講生の半分は愛島以外から来館されています。
今回は愛島の小笹に、主任児童委員が手作りした七つ飾りを親子で飾り付けました。子供たちは、お母さんと一緒に輪飾りを作ったり、初めて見た笹を触ってドキドキしていた様子。最後は短冊に願い事を書いて大笹に飾り、みんなで記念撮影をしました。
「親子遊び教室」では児童センターの先生と遊んだり、子育て相談会も行っています。秋にはバスに乗ってお出かけ、冬にはお楽しみ会など楽しい行事がたくさんあります。また、保育所や幼稚園に入る前のプレ体験として来られる方もいました。毎年4月に愛島公民館で受講生を募集していますので、興味を持たれた方は公民館までお問い合わせください。
住宅地の中にある究極の癒し空間 「温和活Lotus蓮:」
佐藤 由代さん(愛島台)
愛島台の住宅地の中に、アジアの雰囲気漂う素敵な看板をかけたご自宅がある。「温和活 Lotus 蓮:」店主の kaori さんが、様々な年代の頑張る女性を応援したいと2021年に開店した、心と体を癒すことのできるサロンだ。
玄関を開けて一歩足を踏み入れるとまるで、外国にいるような錯覚に陥る。部屋が緑であふれ、アロマやお香の香りが漂い、水がチョロチョロと流れる音が聞こえる。少し緊張した心を優しいハーブティが解してくれる。味覚・聴覚・嗅覚・視覚、五感すべてから癒す kaori さんのセンスと工夫を感じる。
主なメニューは、ドームに入って体を十分に温めてから行う深層リンパドレナージュや下半身から体を温めるよもぎ蒸しなどがある。ここでかく汗は暑さでかくべたべたの汗と違い、さらっとした汗で、体を芯から温めリラックスし疲れをとる気持ち良さを存分に味わうことができる。
この店の最大の魅力は kaori さんである。パワースポットに出かけるのが好きで、最近では滝行体験するなど、チャレンジ精神に溢れている。人を癒してあげたいという想いが強く、気さくな人柄の kaori さんに会うだけでも心が元気になりそうだ。
十三塚公園の自然を守る!「森林環境譲与税」活用をPR
安田 理恵子さん(愛の杜)
散歩やスポーツ、遊具で遊ぶ親子連れなどで賑わう十三塚公園に、突然新しい立て札が現れました。
どうやらこの自然あふれる素敵な公園は「森林環境譲与税」によって守られているらしい。
「森林環境譲与税」は、令和元年度から森林整備の財源として国から譲与され間伐や森林整備の促進等の施策に充てられています。
実際にどのような取り組みがなされているのか、この立て札の意図は何か?
名取市農林水産課、園芸林業係の三浦さんによると、この立て札は、遊歩道や散策路にある危険木の伐採や景観改善のための下刈を行う森林整備が「森林環境譲与税」を活用して行われていることを市民にPRするために令和5年7月に設置されました。
この立て札があるのは、名取市では現在この十三塚公園だけです。
伐採された木材は建材として使われるほか、端材のチップ材は燃料に、パルプ材は紙の原料として利用されます。
三浦さんは、「十三塚公園は、野球場や陸上競技場がありスポーツのイメージが強いですが、森林あふれる憩いの場としても活用してほしい」と話しています。
「森林環境譲与税」と同じ時期に創設された「森林環境税」は、令和6年度より国税として1人年額1,000円を納付することになっています。(市町村による賦課徴収税)
この立て札を目にしたことが、私たちが納める税金が身近な事に使われていることを知るきっかけになりました。