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大切な人を亡くされた方へ(グリーフケアについて)

更新日:2025年7月24日更新 印刷ページ表示

グリーフ(悲嘆)とグリーフケア

 大切な人を亡くしたとき、こころや体に様々な反応が現れることがあります。その人にとって大切な人・ものを喪失した体験によっておこる反応を「グリーフ(悲嘆)」といいます。

 グリーフはとても自然な反応ですが、時間とともに徐々に和らいでいくものから、長年にわたって心の傷になりかねないものまでさまざまです。グリーフに寄り添い、援助することを「グリーフケア」といいます。

 悲しみの受け止め方や向き合い方は人それぞれ異なります。誰かに相談したり、同じような経験をした人と話をすることが、回復の役に立つこともあります。支援が必要だと感じた時には、一人で悩まず、ぜひ相談してください。

さまざまなグリーフ

 グリーフは人によって表れ方が違います。反応の強さや長さも人によって様々ですが、多くの人が体験する主な反応には次のようなものがあります。

こころの反応

ショック
 頭の中がまっしろになる、呆然とする、感覚が麻痺して現実のことでないような気がする。

否認
 事実を認めたくない、受け入れられない。

怒り
 喪失の原因に関わった人・ものへの怒り、やり場のない「何か」への怒り。

抑うつ
 激しいおちこみ、深い悲しみ。

後悔・自責
 「あの時ああすればよかった」「自分があんなことさえしなければ」と自分を責める。

身体の反応

 頭痛、肩こり、疲れやすい、眠れない、眠りが浅い、息苦しい、動悸がする、なんとなく具合が悪い

行動の変化

 ひどくビクビクする、誰にも会いたくない、一人でいるのが怖い、やる気が起きない、わずかなことも決められない

 

喪失体験の後に役立つこと ~無理をせず、自分のペースを大切に~

休息や睡眠、栄養のある食事
 深い悲しみはエネルギーをたくさん使います。十分な休息や睡眠、栄養のある食事を心がけましょう。

自然や芸術などに触れる
 「きれいだな・・・」と思えるような美しい景色、絵画や音楽などに触れることで、癒されることがあります。

人とのふれあい
 一緒にいてもらうだけで気持ちが楽になることがあります。気の許せる方に話を聞いてもらったり、同じような体験をした方と思いを分かち合うことが、グリーフからの回復に役立つことがあります。

(参考資料:みやぎ心のケアセンター発行「大切なもの・人を喪ったあなたへ~喪失と悲嘆(グリーフ)とは~」)

グリーフケアを行っている団体等

〇東北グリーフサポート

 大切な方を失ったときに安心して話せる場所の情報を、わかりやすくまとめた「グリーフサポートマップ」を作成しています。

 東北グリーフサポートホームページ<外部リンク>  

大切な人を自死で亡くしたご遺族への支援

 県のホームページに、県内自死遺族支援団体に関する情報が掲載されています。

 宮城県ホームページ「大切な人を自死で亡くされた方へ」<外部リンク>

こころの相談・メンタル相談

対象

イライラする、眠れない、気分が落ち込むなど、精神的な悩みや困りごとがある人、そのような悩みを抱えている人の家族や友人など

場所

保健センター

相談員

精神科医師、精神保健福祉士、公認心理師

事前に予約が必要になりますので、保健センター(電話022-382-2456)にご連絡ください。

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