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依存症について

更新日:2025年10月2日更新 印刷ページ表示

依存症とは

 特定の物質の摂取や行動を「やめたくても、やめられない」状態を「依存症」といいます。代表的なものに、アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症がありますが、ゲームや買い物、たばこなど、様々なものが依存の対象となり得ます。依存症は年齢や性別に関わらず、誰でもなる可能性があります。

依存症の専門相談窓口

 当事者の方だけではなく、ご家族の方の相談も受け付けています。

県の専門相談窓口
施設名 電話番号
宮城県精神保健福祉センター<外部リンク> 0229-23-0021
塩釜保健所岩沼支所<外部リンク> 0223-22-2189

依存症についてのQ&A

依存症は治りますか?

 依存症は、適切な治療と支援により、回復が可能な病気です。
「自分は依存症かもしれない」と思ったら、まずは上記の専門相談窓口や保健センターにご相談ください。依存症について正しい知識と理解を持つことが、支援や治療につながる一番の近道です。

どんな治療がありますか?

 依存症の治療には、自助グループへの参加が効果的です。自助グループは、同じ問題を抱える人やその人を大切に思う家族らが自主的に集まり、似たような立場や経験を持つ多くの仲間と出会い、交流しながら、助け合える場所です。グループメンバーと体験談、想い、情報、知識などをわかちあうことで、気づき、癒し、希望や問題解決へのヒントなどを得ことができます。依存症治療では、仲間と共に回復するために、「安心して正直に自分を語れる場があること」「誰かとつながり続けること」が必要です。

主な自助グループ
  団体名
アルコール アルコホーリックス・アノニマス(AA)<外部リンク>
全日本断酒連盟(断酒会)<外部リンク>
アラノン(Al-Anon)<外部リンク>
ギャンブル ギャンブラーズ・アノニマス(GA)<外部リンク>
ギャマノン(Gam-Anon)<外部リンク>
全国ギャンブル依存症家族の会<外部リンク>
薬物 ナルコティックス・アノニマス(NA)<外部リンク>
ナラノン(Nar-Anon)<外部リンク>

 

趣味と依存の違いは何ですか?

 依存症になると、アルコールやギャンブルなどの依存物質の摂取や依存行動を何よりも優先して考えるようになり、他の活動がおろそかになっていきます。本人や家族が苦痛を感じたり、生活に支障をきたすことがあるかどうかが、趣味と依存症の大きな違いです。

例えば・・・
・睡眠や食事がおろそかになる
・嘘をついて人間関係を悪化させる
・仕事や学校を休みがちになる
・隠れて借金をしたりお金を工面するために手段を選ばなくなる

生活に支障きたすほどではないけれど・・・
 ・子どもができたからたばこをやめてほしいと言われたのにやめられない
 ・家計のためにパチンコに使うお金を減らさなければならないのにできない

 など、必要性があるにも関わらずやめたり減らしたりすることができない状態から、すでに依存が始まっている可能性があります。

本人が好きでやっているだけなら治療は必要ありませんか?

  依存症は症状が徐々に変化するため、本人が自覚しづらいのが特徴です。やめようと思えばやめられる、と実際に一時的にはやめられる時期もありますので、まさか依存症だとは自分も周りの人も思わず、気づいた時にはその対象行為から抜け出せなくなり、追い詰められた状態となります。追い詰められた末に死を選ぶ、自死の問題とも、依存症は大きな関係があります。依存症は命に関わる重大な病気です。

依存症になりやすい人の特徴はありますか?

 よくある誤解の一つが、意志が弱いから依存症になる、という考えです。本気でやめようと思えば辞められるはず、と思われるかもしれませんが、依存症は、脳の変化によって起きる病気です。決して意志が弱いせいではありません。

 なぜ依存症になるのか?など、詳しくは厚生労働省ホームページ「依存症についてもっと知りたい方へ」<外部リンク>をご覧ください。