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大雨でトイレがゴボゴボしたり、流れづらいときは
大雨でトイレがゴボゴボしたり、流れづらいときは
平成26年10月14日の大型台風19号は県内に記録的な大雨をもたらし、名取市でも降り始めからの24時間雨量が136.5ミリと10月の観測史上最高となりました。
平成29年10月23日の台風21号では、午前3時ごろから午前7時ごろまでの4時間で、124.5mmの大雨が降りました。
この大雨の際、汚水管に大量の雨水が入り込み、マンホールから水が溢れ出たり、一部の地域では下水道の流れが悪くなってトイレや排水口から「ゴボゴボ」と音がするという現象が発生しました。
この「ゴボゴボ」という音は下水道施設の不具合によるものではなく、大量の雨水が汚水管に流れ込み汚水管の中の空気が上に押し出されることが原因ですので、ほとんどの場合は天候の回復及び時間の経過とともに収まります。
降雨量が多い場合は上流から流れ込んでくる水量も増えるので、下流側の地域では雨が止んだ後もしばらく音が止まない場合もありますが、時間の経過とともに収まる場合がほとんどです。
このような現象は、短時間に集中して大雨が降ることが原因で発生します。大雨の際はできるだけ水の使用を控えていただくなど、生活排水の抑制にご協力をお願いします。
大雨時にトイレが流れづらい場合の逆流防止法
台風や局地的な豪雨の際、トイレから「ゴボゴボ」と音がして流れづらい時があります。たいていの場合は天候の回復及び時間の経過とともに収まりますが、もしも豪雨が長時間続いたり、経験したことの無いようなゲリラ豪雨の時には、1階のトイレや浴室・洗濯機などの排水溝から排水が逆流する「排水溝逆流」が発生する恐れがあります。状況を確認し、下記のような対策をお勧めします。
ゴボゴボと音がしていつもより流れづらいが、詰まっている感じではない場合。
汚水管の中の空気が上に押し出されることが原因で、ほとんどの場合は天候の回復及び時間の経過とともに収まりますので、少し様子を見てください。
可能であれば、入浴や洗濯などは音が収まるまで控えていただいた方がよいでしょう。
トイレが流れづらく、時々水が押し戻されて水位が上がる場合。
排水が逆流する「排水溝逆流」が発生する恐れがあります。
簡易的な排水溝逆流防止対策として、トイレや排水溝を水のうでふさぐ方法があります。