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現地からの生情報~Vol.15 「グアララッペス市長からの親書」
Vol.14でもお伝えしたグアララッペス市長からの親書についてご紹介します。
2012年9月に、ブラジル日本交流協会の2012年度研修生の皆さんがグアララッペス市を訪問した際、名取市長およびグアララッペス市長の親書が取り交わされました。
今回は、そのグアララッペス市長からの親書の内容についてご紹介します。
グアララッペス市長からの親書
グアララッペス市条例816号
佐々木市長様
謹啓
明日、当グアララッペス市の私の執務室に15名の日本の若者をお迎えします。この光栄かつ喜ばしい訪問は、ブラジル日本交流協会の2012年の研修生たちで、敬愛する貴殿が市長を務められる日本国宮城県名取市からの使者ということです。
名取市とグアララッペス市が姉妹都市提携を結んだのは、1979年5月29日、当時の大友安治名取市長を代表とする訪問団を当市にお迎えし、グアララッペス体育館前に名取公園をオープンする記念プレートの除幕式を取り行ったときでした(その事実を記録した市条例816号を添付いたします)。
日本を襲ったあの忘れがたい不幸な災害に際して皆様がとられた、決断力・勤勉さ・忍耐力・団結心、そして愛国心を伴う行動は、日本国民が世界中の国々の人々にとって進歩的なお手本であることを示しました。親愛の絆を強めるため、いつでも私たちは特別な存在である名取市に祈りを捧げ、その毎日の祈りの中で名取の皆様のことを誇りに感じています。
佐々木市長様、両市を繋ぐ親愛の情が開発協力の分野にもおよび、素晴らしい国・日本の最新産業との交流が叶うよう願っております。
私たちの創造主が常に日本国民の皆様に祝福と恩恵の慈悲のまなざしを注がれることをお祈り申し上げます。また、佐々木市長様ならびに補佐官および御市企業家の皆様を弊市にお招き申し上げます。
末筆ながら、貴殿ならびに御市への敬愛の念を表します。
敬具
市長 エデニウソン・デ・アウメイダ
日本国宮城県名取市長
佐々木 一十郎様