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(2)人と人、ともに輝きともに創るために~心や身体の性に違和を感じる方へ
このページの下方に、相談先情報などを掲載しております。
(1)自分は性的少数者ではない。周囲にもいない。と感じている方へ
「身体の性別に違和感があり、日常生活に支障が出るほどつらい…」
「同性に対して性的魅力を感じるけれど、だれかに相談しづらい」「恋愛にまったく興味がないのはおかしいこと?」
・・・多様な性のあり方をもつ性的少数者の割合は、日本では一般的に『5~10%程度』と言われています。
1クラス30人なら、1~3人、10人ほどの職場なら1人、100人知り合いがいれば、5人~10人は性的少数者に該当するかもしれない割合です。
違和感をはっきり自覚していなかったり、周囲に明確にしたりしていない場合、周囲にあわせて異性愛者としてふるまったり、自認する性別と異なる性別でふるまったりすることも多いので、自分自身が特に性について悩む機会がなければ、周囲にいないように感じるかもしれません。
漠然と『自分は性的少数者ではない』『身近に性的少数者はいない』と考えている人は、親しい人が性的少数者である可能性について考えてみましょう。
誰かに話したり、わかりやすく表現したりしていないだけで、あなたの家族や友人、同僚や知人が、性的少数者としての生きづらさを抱えている可能性も大いにあります。
戸惑わずに向き合うために、基本的な知識や心の準備が必要です。
(2)性的少数者かもしれないと感じている方へ
もし、自分の性別や恋愛に違和感を抱き、悩んでいても、それは何もおかしいことではありません。
性による生きづらさを抱えているのであれば、情報収集し、「どうすれば、より自分として楽にいられるか」を考えましょう。
自分自身の性自認や性的指向について、周囲に伝えるか伝えないかはあなたの自由です。
「自分を傷つけないために」「自分らしく生きていくために」
自分の性別や恋愛に違和感を持つ人も、相談できる場所に相談し、正確な情報を得ることで、場面ごとの対応策を事前に考えることができ、困難な状況から自分自身を守ることができます。
たとえば、
- 自分自身の違和感はどのようなものか
- どのような場面で困りごとがありそうか
- 誰に(先生・同僚・上司など)相談すると解決できそうなのか
など、自分と周囲の状況を整理することで、周囲の理解を得やすく、自分らしく過ごせる環境をつくることができます。
ひとりで考えることは簡単ではないと思います。
「周囲の人には言えないけれど誰かに相談したい・・・」
「なにか自分自身に必要な情報収集をしたい」
などありましたら、ご参考までに以下のリンクを掲載いたしますので、よろしければご覧ください。
参考リンク
人権のための図書館 人権ライブラリー(啓発用出版物)<外部リンク>
法務省 「性的マイノリティに関する偏見や差別をなくしましょう」<外部リンク>
厚生労働省 「性的マイノリティに関する理解増進に向けて~厚生労働省の取組~」<外部リンク>
内閣府「性的指向・ジェンダーアイデンティティ理解増進」について<外部リンク>
多様な性のあり方に関する相談窓口
みやぎ男女共同参画相談室「LGBT(性的マイノリティ)相談」
~本人や家族、友人等からの様々な悩みについて、男女共同参画相談員が対応します。
- 電話番号 022-211-2570
- 相談日時 第2・第4火曜日(祝日・年末年始等の休日は除く)12時から16時まで
- 電話相談に相談員が対応します。要望により面接相談(予約制)も行います。
- みやぎ男女共同参画相談室ホームページ<外部リンク>
男性相談
~男性相談員による毎週一回の相談です。
- 電話番号 022-211-2557
- 相談日時:毎週水曜日(祝日・年末年始等の休日は除く)12時から17時まで
よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター)
~性別の違和や同性愛などに関わる相談に対応します。
- 電話番号(岩手県・宮城県・福島県からかける場合)・0120-279-226
- 相談日時:年中無休・24時間対応
- 最初に音声ガイダンスが流れます。
多様な性に関するご相談は4番を選択してください。
- よりそいホットラインホームページ<外部リンク>