土砂災害警戒情報等発表時の避難指示等の対象地域を明確にします

土砂災害ってどんなもの？

土砂災害警戒区域（イエローゾーン）ってなに？

がけ崩れ等が発生した場合に、住民の生命や身体に危害が生じるおそれがある区域です。

土砂災害特別警戒区域（レッドゾーン）ってなに？

がけ崩れ等が発生した場合に、建築物がこわれ、住民の生命や身体にいちじるしい危害が生じるおそれがある区域です。

はじめに

　気象庁では、大きな地震で揺れた地域は、地盤がゆるみ崩れやすいため、大雨警報（土砂災害）や土砂災害警戒情報に該当する土じょう雨量指数（土が水を含んだ割合）の通常基準を100％とすると、その70％で警報等を発表しているのです。
　これをざん定基準と言って、地震発生から数カ月又は1年程度この基準が継続されます。

　このため、震度6弱を観測した3月16日の福島県沖地震の影響が続いているのです。（令和4年8月現在）

　市では、今後も適切な避難指示等の発令に努めるとともに、このたび、対象地域を限定した運用を令和4年9月1日より開始します。

　趣旨としては、同一地域にお住まいでも『避難が必要な人』と、『必ずしも必要でない人』がいることを明確にし、避難が必要な人の避難行動を、強く促したいということです。
　このことを理解のうえ、以下の内容を参考として『自分の命は自分で守る』ための行動をとって頂ければ幸いです。

8月31日までの避難指示等の発令要領は？

9月1日からの避難指示等の発令要領は？

(※)　土砂災害警戒区域は、被害が想定される地域の住家数など建築物が少ない場合には指定されないなど、全ての危険箇所が指定されているわけではありません。

自分が住んでいる地域は避難指示等にあてはまるの？

土砂災害：下記1から調べます。時間がない人は3からがお勧めです。
浸水害：下記1と2で調べます。

1. 名取市民防災マニュアル（2020年発行）や、各地区防災マニュアルを確認します。
   （ただし、相互台、ゆりが丘、那智が丘、高舘地区防災マニュアルは、平成26年から27年頃作成した古い資料であり、令和4年度末頃までに更新し、各戸配布する予定です。）
2. 細部が不明な場合には、市のホームページからなとりマップ＜外部リンク＞を開いて、土砂災害警戒区域等箇所または、浸水想定区域図（想定最大規模）をクリックして更に確認をします。
3. それでも判断が困難な場合には、県ホームページで「土砂災害警戒区域等指定箇所（名取市）」で検索をします。
   （判断が困難な場合には、迷わず避難しましょう。）
4. PDFデータがあるので、調べたい住所に該当するデータを開きます。
5. データを開くと、詳細な土砂災害警戒区域図があるので、これを見てあてはまるかどうかを判断します。
   必要に応じ、防災安全課が地区を訪問するなどの対応をします。

あてはまっているけど、どうすればいいの？

• 高齢者など避難に時間のかかる方は、警戒レベル3「高齢者等避難」が発令されたら、指定緊急避難場所や、自宅より安全な親せきや知人宅に避難しましょう。
• 一般の方は、警戒レベル4「避難指示」が発令されたら、指定緊急避難場所や、自宅より安全な親せきや知人宅に避難しましょう。
• 避難するか迷っているうちに、警戒レベル5「緊急安全確保」が発令されたら、すでに災害が発生し、避難することが危険な場合があるので、自宅が2階建てであれば、2階部分でがけの反対側の部屋などで命を守る最善の行動をとりましょう。