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土砂災害の防止については

更新日:2024年1月10日更新 印刷ページ表示

平成13年4月1日に土砂災害防止法が施行されました。この法律は土砂災害から国民の生命を守るため、土砂災害のおそれのある区域についての危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅などの新規立地の抑制、既存住宅の移転促進などのソフト対策を推進しようとするものです。名取市では平成18年度から宮城県の協力を得ながら、法に基づく基礎調査を推進し、住民への周知に努めて行きたいと考えています。

市内の危険箇所について

土砂災害危険箇所の種類としては、土石流危険渓流、急傾斜地崩壊危険箇所、地すべり危険箇所の3つに区分されますが、市内には合わせて156ヵ所の危険箇所が存在します。内訳については次のとおりですが、名取市では特に危険と思われる地区について関係機関と協力し随時パトロールを実施しています。

  1. 土石流危険渓流
    谷や斜面に貯まった土・石・砂などが、梅雨や台風などの集中豪雨による水といっしょになって、一気に流れ出してくるのが土石流です。破壊力が大きく速度も速いので、大きな被害をもたらします。このような被害をもたらす恐れのある渓流を土石流危険渓流といい、市内には42ヵ所存在します。
  2. 急傾斜地崩壊危険箇所
    勾配30度以上の崖は大雨などで崩れる恐れがあり、斜面の高さが高いほど崩れたときの被害が大きくなります。特に張り出し、浮き石、亀裂、わき水などがある崖は危険です。国では水平面となす角度が30度以上で斜面の高さが5m以上の崖を急傾斜地崩壊危険箇所と位置づけしており、市内には113ヵ所存在します。
  3. 地すべり危険箇所
    地面は、種類の固さの違う土や石が層になり、それがいくつも積み重なってできています。緩やかな斜面の場所で、雨水などがしみこんで粘土のように滑りやすい地層の上に地下水としてたまり、そこから上の地面が動き出すのが地すべりです。地すべりの発生・拡大の危険性があり、河川・人家・農地・公共施設などに被害が生じる恐れのある区域を地すべり危険箇所としており、市内には1ヵ所存在します。

※市内の土砂災害危険箇所図(ハザードマップ)については宮城県土木部防災砂防課のホームページ<外部リンク>でご覧いただけます。

情報の提供について

土砂災害の起こる原因の多くは雨によるものです。雨の降り方には十分気を付けていただくとともに、自宅の周辺などに危険箇所があるかどうか日ごろから確認しておくことや周辺住民との情報の共有化を図り、災害時の避難体制についても話し合っておくことも重要です。