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飼い主のいない猫(野良猫)について

更新日:2024年1月10日更新 印刷ページ表示

 「野良猫のフン尿被害に遭い、困っている」「野良猫にエサを与える人がいるため、近隣に野良猫が集まってきている」「自宅の敷地内に野良猫が子どもを産んだ」など多くの苦情や相談が寄せられています。

野良猫が集まると

 「かわいそうだから」と無責任にエサを与え続けると、野良猫がどんどん集まってきます。

 野良猫が集まることで、以下のことが起こることがあります。

  1. 近隣でフン尿や悪臭の被害が発生し、生活環境が悪化する。
  2. 車や住宅などの個人の財産がフン尿によって汚されたり、爪で傷つけられたり、花壇や畑が荒らされる。
  3. 縄張り争いの喧嘩や、発情期の鳴き声が騒音となり、近隣の迷惑になる。
  4. エサを放置することで、カラスや虫などが集まる原因になる。
    (特に子猫は、カラスが集まったことにより、獲物として襲われる可能性が高くなります。)
  5. 猫同士の喧嘩によるケガや、それに伴う感染症のまん延、交通事故に遭う確率が高くなる。
  6. 不妊去勢手術をしていない場合、集まった猫の間に子猫が産まれることでどんどん増え続け、手に負えなくなる。

 無責任なエサやりは、結果として、かわいそうな猫を増やすことになってしまいます。

野良猫のエサやりについて

 皆さんの周りには、猫が好きな方だけでなく、猫が苦手な方、猫アレルギーをお持ちの方など様々な方が暮らしています。動物たちは、私たちの生活を様々な形で豊かにしてくれる、人間にとってかけがえのない存在ですが、増えてしまった野良猫は、被害にあっている近隣の方から見れば「迷惑な存在」となってしまいます。

 それが近隣住民のトラブルに発展することもあり、野良猫にエサを与えた人がフン尿や悪臭を発生させ、近隣住民の生活環境を悪化させたと裁判で認められ、損害賠償に加えて、多額の慰謝料の支払いを命じられたケースもあります。

 野良猫にエサを与えれば、猫も周囲の人も、あなたを「飼い主」だと認識し、それに伴い責任も発生します。

 野良猫の世話をしてあげたいのならば、下記のようなマナーを守りましょう。

  1. 野良猫が増えないよう、不妊去勢手術をする。
    (公益社団法人宮城県獣医師会で飼い主がいない猫(野良猫)の不妊去勢手術に対する助成制度があります。)
  2. ただエサを与えるだけではなく、自分の飼い猫として責任を持って終生飼養、屋内飼育をする。
  3. 近隣住民の理解を得る。

 以上のことが守れないのであれば、かわいそうな猫を増やすことになりますので、エサやりをしないでください。

飼い主のいない猫(野良猫)の不妊去勢手術を行う場合

 野良猫の不妊去勢手術を行う場合、宮城県獣医師会の「飼い主のいない猫の不妊手術に対する助成制度」を利用することができます。(不妊去勢手術後に助成を申請することはできません。)

 助成を受けるには条件があります、詳しくは宮城県獣医師会のホームページ<外部リンク>をご確認ください。

 実施頭数には制限がありますので、そちらも併せてご確認ください。