本文
クマの出没にご注意ください
春は冬眠から目覚めたクマが山菜などの食べ物を求めて活発に活動し、秋は冬眠に備えて食べ物を求めて活発に行動します。
エサを求めて人里に下りてくることがありますので、ご注意ください。
本市においても西部の山地や山と隣接した林などには、クマが生息している可能性がありますので、クマの好む栗や柿の実は早めに収穫するなど、クマを寄せ付けない環境づくりを進めましょう。
また、山に入る際は鈴やラジオなど音が鳴るものを身につけ、1人で入ることは避けましょう。
県内のツキノワグマ目撃情報については、下記の宮城県公式ウェブサイトに掲載しています。
令和4年度クマ目撃情報(宮城県公式ウェブサイト)<外部リンク>
クマを目撃したら
クマを目撃した際は、市役所または警察署に情報をお寄せください。
名取市生活経済部農林水産課(電話:022-724-7186 Fax:022-384-4150)
もしくは最寄の警察署へ110番通報してください。
ツキノワグマの特徴
名取市内に生息するクマはツキノワグマです。
ツキノワグマは視力があまり良くないので、主に聴覚と嗅覚にとよって行動し、生活しています。嗅覚は鋭く、人の気配も鼻で察知します。大型なので行動は鈍そうですが、人より早く走ることができます。ただし、ツキノワグマは本来大変臆病で温厚な動物です。
クマに遭遇しないためにクマの主な食べ物は、森のブナやミズナラなどの木の実、その他ミズキ、ウワミズザクラ、ヤマブドウ、クマイチゴなどが知られています。これらは、その年によって実り方が違います。凶作の年にはクマは食べ物を求めて平年より広範囲に行動すると言われており、また、このような年は子どもを生まないことが多くなります。豊作の年は、栄養をたくさん蓄えて母グマが子どもを生むことになり、翌年には子連れグマが多くなります。
クマと遭遇しないために
- クマの出没情報をチェックし、子どもたちへも注意喚起しましょう。
- ひとりで山に入ることは避けましょう。
- 鈴、ラジオなど音がなるものを身につけましょう。
- フンや足跡を見つけたら、迂回するか引き返しましょう。
- クマの行動が活発になる早朝、夕方の外出・農作業は十分気をつけましょう。
クマと出会ってしまったら
- 遠くにクマを見つけたら、あわてずクマに背を向けず、向き合ったまま後ろにゆっくり後退します。距離が十分に開けばクマも落ち着きます。
- ものを投げる、大きな声を出す、走るなど、クマを興奮させるようなことは絶対にしないでください。
- 子グマの近くには、母グマがいる可能性が高いため、子グマを見ても近づいてはいけません。
クマを近づけないために
- 山林での生ごみは持ち帰りましょう。
- 庭先の果樹は放置せず早めに収穫しましょう。
- 農作物の廃棄残渣などが誘因物とならないよう適切に処理をしましょう。
- 農地を含めた出没地域などでの農作業時には、ラジオなどで音を出して人の存在をアピールしましょう。
- 人家周辺のヤブなどを適切に刈り払い、クマの隠れ場所となる場所を取り除きましょう。
関連資料
クマにご注意下さい!(農林水産省リーフレット)<外部リンク>
クマに関する各種情報・取組(環境省Webサイト)<外部リンク>