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経筥

更新日:2023年11月20日更新 印刷ページ表示

登録文化財

(H18 登録候補)登録文化財 経筥 きょうばこ

  • 種別 工芸品
  • 所在地 名取市熊野堂字岩口中35 熊野山新宮寺

経筥の画像

 「一切経」や「大般若経」を収納するための経筥である。現存員数は67筥である。寸法は、いずれも横巾44cm、奥行き30.8cm、深さ4.6cmである。長方形に木枠を組み、底は巾4.6cmの板を木枠の両横巾のところと真中に1枚はっただけで全体的にはっていない。筥の外面のみ赤漆塗りである。特に、年号等の墨書銘は確認されない。ちなみに、1経筥には10巻の経文を収納していた。
 なお、製作仕上の方法が赤漆塗りである経櫃と共通することから、経筥は経櫃とセットになるものと考えられる。