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千体仏・地蔵堂

更新日:2023年11月7日更新 印刷ページ表示

今後の登録文化財候補

今後の登録文化財候補 千体仏・地蔵堂 せんたいぶつ・じぞうどう

千体仏・地蔵堂の画像
 下増田北釜の光明山観音寺は、熊野堂真言宗熊野山新宮寺末寺で、閖上の観音寺の管掌であるが下増田本村の東光寺が代理管掌している。
 千体仏地蔵堂は、下増田北釜の観音寺の参道入口脇に所在する。
 千体仏は、地蔵堂内の上段正面に一体の地蔵菩薩座像(極楽浄土の阿弥陀如来を表わす)を中心に、両脇に五体の地蔵菩薩(十王思想による十王様を表わす)を安置させ、十数段の雛壇に一体ごと表情や姿の異なる大小数百の地蔵菩薩立像(極楽浄土の阿羅漢の姿=仏の弟子となり悟りを得た者で我々現世の姿を描写した姿)を並べた配置となっている。
 こうした千体仏を祀る地蔵堂は、宮城県内各地にあるが、下増田北釜の千体仏堂にように整然と江戸時代の姿で現存する所は少なく、貴重な文化遺産である。