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雷神山古墳

更新日:2023年11月4日更新 印刷ページ表示

《国指定》記念物史跡

指定文化財(国指定) 雷神山古墳 らいじんやまこふん

  • 記念物史跡
  • 指定年月日 S31.12.28 S43.12.5(追加)
  • 所在地 名取市植松・愛島小豆島

雷神山古墳の画像

 雷神山古墳は、標高40m前後の丘陵に築造された東北最大規模の前方後円墳で主軸168m、後円部径96m・高さ12m、前方部長さ72m、前端幅96m、高さ6mの三段築成で葺石を伴い、一部周湟も確認できます。また、この古墳のすぐ北側には直径54m・高さ6mの三段築成で周湟を有する小塚古墳(円墳)があります。
 雷神山古墳の造られた年代は、古墳の立地や築造方法、及び出土した遺物(壷形埴輪・底部穿孔壷形土器)などに前期古墳の要素が見られるので、4世紀末から5世紀初め頃と考えられています。古墳の大きさから推定するとかなり広い地域を治めた地方豪族の首長の墓と考えられます。なお、雷神山古墳という名称は、古墳頂部に雷神様を祀った祠があって、それにちなんで名付けられたものです。現在、古墳周辺は史跡公園として整備され、広く一般市民に親しまれています。