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熊野堂横穴墓群

更新日:2023年10月25日更新 印刷ページ表示

(市指定)記念物史跡

指定文化財(市指定) 熊野堂横穴墓群 くまのどうよこあなぼぐん

  • 記念物史跡
  • 市指定S41.3.31
  • 所在地 名取市高舘熊野堂

写真に続いて説明

 横穴墓は、以前「蝦夷穴」と呼ばれ、古代の東北に住んでいた人々(蝦夷)の住居跡だと思われていましたが、今では調査により古代の人々のお墓ということが分かっています。熊野堂横穴墓群は、百数十基分布していると見られ、戦時中は一部防空壕として利用されていました。
 平成元年と平成6年にこの横穴墓群の基礎資料を得るために発掘調査を行いました。築造形態は階段状、内部構造は玄室(棺を納めるところ)がアーチ型・ドーム型で羨道部(玄室への通路)が比較的短いものが多く見られます。人骨も多く出土しており、再埋蔵されたと見られるものも確認されています。副葬品は、鈴釧・貝釧・鉄鏃・土師器・須恵器・直刀・玉類などが見つかっています。築造年代は、7世紀から8世紀にかけてつくられたものだと見られ、高舘熊野堂付近の支配者層の集団墓と推定されます。