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(市指定)記念物史跡
名取大塚山古墳は、主軸90mの前方後円墳で後円部径60m・高さ8.5m、前方部の長さ30m・高さ2.3mあります。後円部は三段築成で埴輪や葺石を伴い、前方部は後円部に比べて極端に低く小さくなっています。このような形の前方後円墳は、帆立貝式、または柄鏡式古墳と呼ばれています。
造られた年代については、未発掘なので明らかではありませんが古墳の形や埴輪などから推定すると5世紀の中頃から後半にかけてと考えられます。
なお、この古墳の付近の丘陵一帯には、20基以上の古墳群(賽ノ窪古墳群)があり、市内で最も古墳の多く分布する所です。