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(市指定)民俗文化財無形民俗文化財
熊野堂十二神鹿踊は、文安年間(1144~1148)に米沢の屋代郷から山伏修験者によって伝えられたものといわれ、江戸末期、一時中断されていたものを明治になって伊藤弥平という人によって再興されました。
元々は「高舘十二神鹿踊」といわれ、伎楽系の二人立ちの獅子踊りとは異なり、旧仙台藩内に分布する一人立ち羯鼓踊りの多頭立ての一種でありますが、その装束と芸能はその中でも独特なものとされています。
古くから主に、盆の頃に祖霊供養のために舞われたといわれていますが、現在は五穀豊饒を祈念して例祭の時に舞われます。
※毎年4月と10月に熊野本宮社で披露されます。