縦走　令和5年6月号

サイクリストに優しいまち

　かわまちてらす前の名取川河川敷に親水広場が完成し、「バーベキュー」が楽しめる芝生広場が整備されました。

　名取市の沿岸部は、自転車やトレイル、温泉、船遊び、釣り、SUP、ヨット、キャンプ、バーベキューなど、水辺の自然を満喫できるアクティビティがいっぱいの魅力的なエリアに成長しています。

　一方、市の中心部には東北最大級のショッピングモールがあるほか、名取駅周辺も「名取駅東地区にぎわい再生計画」に基づき、新たな交流とにぎわいの創出を図っていきます。

　加えて今年度は、雷神山古墳の保存活用計画の策定に着手するほか熊野神社勧請900年という歴史の節目であり、歴史遺産を積極的に保存活用することで市民の誇りや観光振興につなげていきたいと考えています。

　さらに本市の西部に目を向けると、尚絅学院大学の「里山再生プロジェクト」や川内沢ダムの工事着工に併せて、市として里山の自然を体感できる環境整備を模索しています。

　このように海、山、平野それぞれの魅力あふれる名取市を、多くの方々に体感していただく手段のひとつとして、自転車を活用したまちづくりを進めていきます。

　市内の魅力スポットを気軽に自転車で周遊できたら楽しいですよね。

　交通安全思想の高揚や自転車で走りやすい道路交通環境の整備など、サイクリストに優しいまちをつくることが愛されるふるさとの実現に必要なことと感じています。