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東日本大震災で旧図書館は壊滅的な被害を受け、カナダ関係者からの復興支援で木造の建物を寄贈いただき再建しました。
現在の図書館は、平成30年12月に名取駅前に新規オープンしてから、もうすぐ7年になります。(復興支援の建物は歴史民俗資料館として現在も活用させていただいています。)
そんな図書館が、最近人気です!
今年5月には椅子の配置を見直し、全体で49席増やした効果もあり、来館者が3万人を超える月も出てきました。特に学生の利用が定着し、学習室は平日の放課後や土日はいつも満席に近い状態です。早ければ今年度中に新規オープンからの累計来館者が「200万人」を達成しそうな勢いです。
図書館では「連携」をテーマに、様々な主体と連携協力しながら図書館運営を進め、愛される図書館づくりに努めています。
例えば、学生との連携では「高校生のおすすめ本」の企画を宮農や北高、高専の学生さんたちとコラボしてPOP(デザイン広告)を作成して掲示しています。
また、名取市図書館友の会「なとと」の皆さんには、本の整理やイベントの開催、情報発信など、ボランティア活動を通して本当にお世話になっており、講演会や講座のほか、「としょかんこどもまつり」では、児童コーナーで工作や親子お話し会、本に関するクイズ大会など多岐にわたるイベントを企画運営していただいています。
カフェコーナーでは、お茶や食事をしながらゆったりと読書もできるスペースとして人気が高いほか、月に一度のペースで「ナイトライブラリー」を開催しています。
3階の情報発信コーナー「名取の宝ばこ」は、郷土史や東日本大震災関連の貴重な資料の研究ができる場所です。そして12月7日の「図書館まつり」では、人気の高いブックリサイクルや、普段は立ち入りできない図書館のバックヤードツアーの企画もあるようです。
名取市の知の拠点であり、市民の交流拠点である名取市図書館。
さあ、みんなで図書館へ行きましょう!