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洞口家住宅

更新日:2024年1月10日更新 印刷ページ表示

《国指定》有形文化財 建造物 (重要文化財)

 洞口家住宅は、敷地1,500坪以上、周囲は幅3mの堀といぐね(防風林)に囲まれています。由緒については詳しいことはわかりませんが、古くから「たてのい」・「たてやしき」と呼ばれる旧家です。主屋(おもや)(母屋)は、寄棟造(よせむねづくり)、茅葺(かやぶき)、石場建てで、桁(けた)行(ゆき)12間(25m)、梁間(はりま)6間(11m)、床面積242平方メートル(約73坪)を有する大型農家の建物です。建物内部は座敷(茶の間)と土間の間仕切りがなく、床上が四間取り(田の字型)となる名取地方に古くから見られる特徴的なもので、「名取型」と呼ばれています。
洞口家住宅外観

 土間には「ほいと柱」「うしもち柱」「よめかくし柱」などの太い独立柱が数本立っており、特に土間と座敷の境の真ん中にある立派な独立柱(復元)は他に例がなく、この家の格式(かくしき)の高さを示しています。建築年代は、祈祷(きとう)礼(ふだ)や年縄の数、建築の様式などから江戸時代の宝暦年間(1751~1763)と考えられています。
 なお、この洞口家住宅は主屋だけでなく、その後、敷地及び馬屋と表門(長屋門)についても景観上重要な要素であるとして、併せて国指定となっています。

所有者:洞口 とも子
電話:022-385-1908
所在地:名取市大曲字中小路26

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