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道祖神神楽

更新日:2024年1月10日更新 印刷ページ表示

〈県指定〉民俗文化財 無形民俗文化財

道祖神神楽の写真
 佐倍乃(さえの)神社(道祖神社)には、古くから神楽が伝承されており、社伝によれば文政2年(1819)に当時の神主(宍戸壱岐守)が常陸国鹿島神社(総行事鹿島出羽守)より伝授されたとのことです。
 この神楽は岩戸神楽の一種で、舞のリズムは特に出雲流三拍子と言われ、笛・太鼓・舞手の足の運びの動作が常に連動した組み合わせになっているのが特徴です。
 江戸時代には、神楽を奉曲している社家一人に対し5人の扶持が与えられ、仙台藩からも手厚く保護されていたことがうかがえます。往時は社家100家程、神楽番組も48幕もあり2日がかりで舞われたとも言われますが、その後離散し江戸中~末期には14家、現在は9人の社家の子孫により18幕が伝承されています。なお、この神楽の奉納は、参道正面の入り口にある随身門で催され、本殿に向かって右側が三方吹き放しの舞台となっています。

※毎年4、6、10、1月などに佐倍乃神社(道祖神社)で披露されます。