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(市指定)民俗文化財 無形民俗文化財
熊野堂十二神鹿踊は熊野本宮社(別名:十二神)に付属し、氏子によって守られてきたもので、文安年間(1444-1449)に米沢の屋代郷から山伏修験者によって伝えられたものと言われ、江戸末期頃に一時中断されていましたが、明治になって伊藤弥平という人が再興したものです。
元々は「高舘十二神鹿踊」と言われ、伎楽(ぎがく)系の二人立ちの獅子踊りとは異なり、旧仙台藩内に分布する一人立ち羯鼓(かっこ)踊りの多頭立ての一種ですが、その装束と芸態はその中でも独特なものとされています。
古くから主に、盆の頃に祖霊供養のために舞われたと言われていますが、現在は五穀(ごこく)豊饒(ほうじょう)を祈念して例祭の時に舞われます。
※毎年4月と10月に熊野本宮社で披露されます。