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笠島廃寺跡

更新日:2024年1月10日更新 印刷ページ表示

(市指定)記念物 史跡

笠島廃寺跡写真

 笠島廃寺跡は、現在の佐倍乃(さえの)神社(道祖神社)の表参道沿いに位置し、東街道の名残りをとどめている竹やぶの中にひっそりと存在しています。
 昭和26・27年に一部発掘調査が行われ、東側の土壇状の部分からは塔跡の心礎と思われる巨大な石や、西側の畑地にある平坦な地形の場所からは、古代の布目瓦(ぬのめかわら)などが発見されています。

 出土した遺物から奈良・平安時代頃のものと思われますが、この時期の寺院は、国府や官衙に伴う国家的な寺院がほとんどで、寺院の伽藍配置や性格などの詳細については不明な点が多いですが、周辺に郡役所等に関わる遺跡も発見されていないことから、私的性格の寺院ではないかと推測されています。
※瓦について※
 瓦は、仏教の伝来とともに朝鮮半島からもたらされたもので、始めは寺院や宮殿に使われました。粘土を練り、整形、乾燥させ窯で焼きますが、その過程で凹部に布目跡や凸部に叩き板の跡がついたり、へらで文字が書かれました。

説明板

ロマン溢れる竹やぶの中、東街道の名残をとどめている道沿いにひっそりと・・・

笠島廃寺跡の画像

所在地:名取市愛島笠島字西台32

交通案内

アクセスマップ

  • JR名取駅から約4km
  • JR館腰駅から約4.5km