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(有形文化財)美術工芸品
五方の辻碑は、東(あずま)街道(かいどう)(山道(さんどう))と東海道(あずまかいどう)(海道(かいどう))が合流・分岐し、さらに村田街道、秋保への道、閖上への道の、5つの街道が交差する高舘三日町の、五方の辻にたてられた道標(どうひょう)(みちしるべ)で,現在は那智神社を遥拝(ようはい)するお仮宮境内(かりのみやけいだい)の鳥居の下にあります。
この碑のような五面体の石に五街道の目的地を彫った道標は県内でも珍しいものです。
[正面]上部に延命地蔵菩薩立像を線刻し、左側に享保二丁(ひのと)酉(とり)(1717)三月十七日吉田村を刻む。下部に「せんたい 中田町(●) ゆり上 ました町(●)みち」
[北面]「くまのしんくう ほんくうみち」
[北西面]「なち山これより十六丁つほぬまみち」
[西面]「すかう甼 川さき町(●) 村田町(●)みち」
[南面]「いまくまの たうそ神みち」