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道祖神路の道標

更新日:2024年1月10日更新 印刷ページ表示

(有形文化財)美術工芸品

道祖神路の道標の写真

 この碑は館腰神社のすぐ前を通る奥州街道(旧国道4号線)を南に約400m下った、川内沢川にかかる橋のすぐ南に立っており、別名「芭蕉の句碑」・「笠島塚」・「芭蕉塚」とも呼ばれています。
 碑の正面に大きく「道祖神路」と刻まれ、北面に道祖神社や中将藤原実方の由来、碑建立の趣旨が説明され、道祖神社・名取川・仙台城下への距離が刻まれているため、一種の道標であると考えられます。南面には「笠島はいづこ皐月のぬかり道はせを」と見事な筆跡で刻まれています。
 なお、この碑は高さ84cm以上、幅24cmを測る。安政3年(1856)に仙台の小西利兵衛と地元の人々によって再建されたもので、それ以前は「笠島塚」と言われる道標があったと伝えられています。

  • 中将藤原実方:平安時代中期に活躍した公家・歌人。宮中でも屈指の歌人で中古三十六歌仙の一人です。容姿端麗な花形貴公子としても知られ、光源氏のモデルの一人とも言われています。しかし宮中で問題行動を起こし、天皇の命で陸奥国へ下り、名取の地で悲運の死を遂げたと伝えられており、愛島塩手にその墓とされる場所があります。

交通案内

アクセスマップ

  • JR館腰駅から約1km