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神楽面

更新日:2024年1月10日更新 印刷ページ表示

(有形文化財)美術工芸品

国鎮之舞の面の画像
国鎮之舞の面

 熊野神社(旧熊野新宮社)に伝わる熊野堂神楽に使用される面である。神楽面現存員数は,8面である。
 仮面が比較的大きいものは,赤漆塗り2面(国鎮之舞と音師霊之舞)と黒漆塗り2面(注連切之舞と種播之舞)の4面がある。仮面が小さいものは,黒漆塗り2面(翁之舞と獅子之舞)及び白仮面(真榊之舞)とはだ色(魚釣之舞)の4面がある。いずれの面も木彫りで用材には桐など使用されているものもある。記銘は確認されない。漆塗りや色彩のある面で は,漆箔の剥落が目立つものや面が縦に割れたものを接合して使用しているものがある。
神楽面は,古い舞楽面を転用して用いており,その製作年代は室町時代末期を主体とする。