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市内で検出された有機フッ素化合物(Pfos及びPfoa)の測定状況について
有機フッ素化合物の概要
有機フッ素化合物(Pfas)の種類の一つであるPfos(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPfoa(ペルフルオロオクタン酸)は、独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質です。
環境省では、Pfos及びPfoaについて、水環境における全国的な存在状況を把握するため、令和元年度から全国存在状況把握調査を実施しており、令和2年度に名取市内の調査を実施しました。
その結果、調査を実施した143地点のうち、12都府県の21地点において、水環境の暫定的な目標値※(Pfos及びPfoaの合算値で50ng/L)の超過が確認されました。
なお、検出のあった地下水は、飲用用途の井戸ではありませんでした。
市では、環境省が実施する調査結果に留意し、人へのばく露防止のため、目標値超過時の飲用に関する注意喚起や汚染状況の把握に取り組んでいくこととしています。
今後、国の情報が更新された場合は、市のホームページでお知らせいたします。
※環境省は、令和2年5月28日付け環水大水発第2005281号・環水大土発第2005282号環境省水・大気環境局長通知「水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の施行等について(通知)」において、水環境に係る暫定的な目標値として50ng/L(Pfos及びPfoaの合算値)を設定いたしました。
水道水における有機フッ素化合物への対応について
市では水道水について、水質検査の管理目標設定項目として検査しております。
水質検査結果最新情報3(管理目標設定項目) (水道事業所)
外部リンク (環境省)
「有機フッ素化合物全国存在状況把握調査」の調査結果はこちらをご覧ください。
令和2年度有機フッ素化合物全国存在状況把握調査の結果について<外部リンク>
水環境における有機フッ素化合物への取組状況(全国存在状況把握調査を含む)について
上記調査などの有機フッ素化合物への取組状況につきましては、下記にお問い合わせください。
- 環境省水・大気環境局総務課
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8307 - 環境省水・大気環境局水環境課
直通 03-5521-8314 - 環境省水・大気環境局土壌環境課地下水・地盤環境室
直通 03-5521-8309
地下水の継続調査について(令和5年度継続調査結果を追加しました)
「Pfos及びPfoaに関する対応の手引き」(R2年6月環境省水・大気環境局)に基づき、濃度の経年的な推移を把握するため、継続調査が行われました。
※国による水環境の暫定的な目標値(Pfos及びPfoaの合算値):50ng/L
令和5年度調査結果
Pfos:12ng/L Pfoa:92ng/L 合算値:100ng/L(104ng/L)
調査結果は有効桁数2桁で処理した値を掲載しており、PfosとPfoaを合計した合算値が一致していません。
リンク 有機フッ素化合物(Pfos及びPfoa)について-宮城県公式ウェブサイ(pref.miyagi.jp)<外部リンク>
宮城県公開資料
調査結果(過年度) (単位:ng/L)
調査年度 | Pfos | Pfoa | 合算値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
令和2年度 | 120ng/L | 670ng/L | 790ng/L | 令和2年度全国存在状況把握調査 |
令和3年度 | 43.57ng/L | 97.46ng/L | 141.03ng/L | 継続調査 |
令和4年度 | 25.42ng/L | 54.54ng/L | 79.96ng/L | 継続調査 |
出典:令和4年度第4回宮城県環境審議会水質専門委員会議
資料4「有機フッ素化合物が検出された地下水の継続調査について」より
Pfasに係るQ&Aと今後の対応の方向性について
令和5年7月時点での科学的知見等に基づき、環境省が設置した「Pfasに対する総合戦略検討専門家会議」監修によりPfos、Pfoaに関するQ&A集が作成されました。
また、Pfasに関する今後の対応について、上記の専門家会議で方向性が示されましたのでお知らせいたします。
内容につきましては、下記のファイルをダウンロードのうえご覧ください。
Pfos、Pfoaに関するQ&A集(2023年7月時点)[PDFファイル/919KB]
Pfasに関する今後の対応の方向性(2023年7月時点)[PDFファイル/417KB]
環境省掲載リンク Pfasに対する総合戦略検討専門家会議|水・土壌・地盤・海洋環境の保全|環境省(env.go.jp)<外部リンク>