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9月は介護予防月間です~フレイル予防に取り組みましょう~
フレイルとは
加齢に伴い心身機能が低下した「虚弱」を意味する言葉です。「健康」と「要介護」の中間の段階とされ、そのままにしていると要介護状態になる危険性が高いと言われています。
(宮城県長寿社会政策課作成パンフレットより抜粋)
フレイルチェックをしてみましょう。(改定J-CHS基準)
- 6か月で2kg以上体重が減少している
- 握力が、男性なら28kg/女性なら18kg未満である(目安はペットボトルを開けるのが困難だ)
- (ここ2週間)わけもなく疲れた感じがする
- 通常の歩行速度が秒速1m未満(目安は横断歩道を渡るのに苦労する、歩くのが遅くなった)
- 「軽い運動・体操」「定期的な運動・スポーツ」のどちらもしていない
⇒3つ以上あてはまったら「フレイル」が考えられます。あてはまる項目が多いほど、フレイルの疑いが高まります。
フレイル予防には、「運動」「食生活」「口腔ケア」「社会参加」が効果的です。
運動
運動不足の状態になってしまうと、体力の低下・持久力の低下、筋力の低下を引き起こすだけではなく、「動くのは面倒」「動くと疲れる」など、動くことがだんだん億劫となり、外出機会が減って生活が不活発へとつながります。
名取市では、フレイル予防に取り組むことができる“健康ゲッツ体操”を作成し、YouTubeで公開しております。
詳細につきましては下記ページをご覧ください。
食生活
高齢者の食事において一番の課題は「低栄養」です。食欲がなくなり、噛む力が弱まってくるとだんだん食事の量が減ってきます。自分ではしっかり食べているつもりでも、健康を維持するために必要なエネルギーやたんぱく質が不足しがちになり、気力がなくなる、免疫力や体力が低下するといった様々な症状が起こりやすくなります。
低栄養を予防するためには、しっかり栄養をとることやお口の健康を保つことが大切です。
食べて元気にフレイルを予防するために:地域がいきいき 集まろう!通いの場 厚生労働省(mhlw.go.jp)<外部リンク>
口腔ケア
口の機能が衰えること(オーラルフレイル)とは、噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを指し、早期の重要な老化のサインとされています。噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招いたりすることから、全体的なフレイル進行の前兆となり、深い関係性が指摘されています。
オーラルフレイル予防のためには口腔体操や口腔内を清潔に保つことが有効です。
オーラルフレイル対策のための口腔体操|オーラルフレイル|日本歯科医師会(jda.or.jp)<外部リンク>
社会参加
社会とのつながりを保ち続けることは、外出のきっかけや気分転換にもなり、身体的にも精神的にもフレイル予防につながります。
閉じこもりを防ぐために、小さな用事を組み合わせて、こまめに外出することを心がけましょう。
名取市では、介護予防と地域づくりを目的に、住民主体の通いの場の立ち上げ支援を行っています。住民主体の運営で、週1回以上、ご当地体操「おらほのなとりん体操~いきいきぴんぴんでいるために~」を中心とした介護予防活動に取り組んでいる団体です。週に1回、定期的な運動を続け、普通の暮らしを続ける筋力を維持しましょう。
詳細につきましては下記ページをご覧ください。
住民主体の「通いの場」の立ち上げを応援します!/介護長寿課/健康福祉部/組織別インデックス/ホーム-宮城県名取市の公式サイト(city.natori.miyagi.jp)
フレイル予防に関するリンク集
フレイル予防に取り組みましょう-宮城県公式ウェブサイト(pref.miyagi.jp)<外部リンク>
運動や体操、栄養に関する動画などが閲覧できます。